ふと思い出したお話 | シン・135℃な裏庭。

シン・135℃な裏庭。

ブログの説明を入力します。


高校生の時に、


共にゲイジュツを志した友人がいた。


ゲイジュツって大げさだけど


住んでいた田舎は、


都会の人には、理解できないような狭い枠組みの中で


いろんなことが、廻っていたから


私とその友人は、


おそらく、その枠組みから脱出したくてしたくて

違う感性溢れる世界を夢見ていたんだと思う。


時代もあるけど


女の人は、地元のミッション系短大を卒業して


銀行か、保母か、優雅に働けるOLになっていき

そこそこで、結婚していくのが


その田舎のスタンダード花道キラキラキラキラ


ファッションなんかも


あくまで、ベーシックなライン越えをしないように


高く売れるように…


みたいな空気があったよね~













つまらね~~~~(-o-)y-~


と、息苦しかった。。


友人と私は


よく、学校の帰りや、休み時間に語り合った。


ほんと、夢のような話ばかりしていた。。


田舎の夢見る高校生(笑)

友人は、男だったけど、

恋人とかじゃなくて、


ほんとに、唯一、夢を語り合える友だった…☆



そして、私は一番行きたかった学校へ…


彼は、二浪して福岡の学校へ進んだ。


卒業して、福岡に来ていた私は、


何度か彼にあった。


最高の仲間と最高の彼女ができていて、本当に幸せそうに


写真の世界に住んでいた。。


うらやましいくらいだったな~


そんな彼と、卒業前に最後にあった。


卒業制作の作品のモデルとして


写真取らせてほしい。


とのことだった。


大好きな友人たちをモデルにとり、


なんか、壮大な作品つくるらしかった。


撮影が終わってお茶してたら


「俺、実家に帰ることになった。。


公務員になることにしたよ。。


彼女とも別れてしまった。。」


写真の道にいくんじゃないの?


「家が、いろいろあってさ…


しかたない…と思ってる。


まあ…安定してるから、いいよな。」



実に、寂しそうな顔だった。



彼とは、それっきり会ってない。


風の噂も聞かなかった。


数年前…


ふと、新聞をみたら、


ローカル記事のところに

すごくいい顔をした人が載っていた。


「カメラマン ○○さん」

彼だった…☆


(ずっと、封印してましたが、


どうしてもカメラを忘れることができなくて


思いきって前職をやめ、

再び、1からカメラの世界へ戻りました。


収入も安定しませんし、

芸術とは程遠い広告ものばかり撮影してます。


だけど、ほんとにカメラを握っているだけで幸せなんです…☆)












胸に暖かいものが広がった…☆


あんたのともしびは


まだ、消えてなかったんやね…☆


めっちゃ、いい顔になってるやん♪












私も、まだ消えてない。。








7777-blueさんのブログ-121005_165834.jpg