今回の不妊治療は、
残念な結果となりました。
着床して、妊娠はしたものの、
ホルモン数値の伸びが悪く、
一旦、化学流産の診断を受けたのですが、
今度は、妊娠反応が体から消えず。
着床した時の絨毛が子宮に残っているか、
子宮外妊娠の、どちらかだと言われました。
赤ちゃんは、見えないくらい小さいので、
探すことは出来ず、
どちらか、はっきりしません。
私は、もう終わったものだと思っていたのに、
卵ベビーは頑張っていた。
この子も、あっくんと同じように、
生まれてきたかったのかなあ。
私のお腹の中で、
迷子になってしまったのかなあ。
このままでは、
体が危険な状態なので、
妊娠組織を消すために、
抗がん剤を打ちました。
これにより、
今後、3か月は妊娠できません。
抗がん剤にビビったのと、
卵ベビーが可愛そうなのと、
また繰り返したらどうしよう
(私は他の人に比べて外妊の確率が高い)
という不安とで、
初めて、先生の前で泣きそうになりました。
もちろん、
先生を困らせたくないので泣きませんがね。。
先生が、カルテに書き込んでいくのを見ながら、
(何て書いてあるか、全然分からんw)
「先生、前回(あっくんの時)が上手くいきすぎたんでしょうか?」
と聞いてみた。
すると、
この日、ずっと険しい顔だった先生が、
笑顔で、
「そんなことないで。」
と笑ってくれました。
わわわ!
そんな優しい顔されたら、泣いてしまうやん( ̄□ ̄;)
そして、
私の目を、しっかり見て、
「大丈夫!
次は絶対に上手くいく!」
と言ってくれた。
せ、先生、、、
医者が、絶対とか言うて、
ええんですかーー??∑(゚Д゚)
って、突っ込みたくなったけど、
何かしゃべったら、
もう、涙になって、こぼれてしまいそうで、
「はい…」
と返事するのが精一杯でした。
精子と卵子が受精して、分割して、着床して、
胎嚢確認、心拍確認を経て、
その後、10ヵ月お腹で順調に育って、
生まれてからも、その後の人生を健康に生きて行くって、
そのどれもが奇跡だ。
よく、不妊治療は、
「神の領域に、人間が手を…」
なんて言うけれど、
全然違う。
最先端の医療をもってしても、
それは、この奇跡の連続の中では、
ちょっとの手助けでしかなく、
神の領域には達せない。
妊娠するか、しないかなんて、
医者にも分からないし、
ダメだった理由も、はっきり分からない。
なのに、先生が、
「頑張ろうな!」とか「大丈夫!」とか言ってくれて、
私は、また前に進める。
魔法のことばやねぇ。
辛い時は、励ましてくれて、
嬉しい時は、握手して一緒に喜んでくれて、
良い時も、悪い時も、
この先生に診てもらって、
本当に良かった。
今回は、残念だったけど、
頑張ってくれた卵ベビー。
小さな命に感謝です。
かすりもしない陰性だったら、
それはそれで、また深く落ち込んだと思うので。
2回続けて陽性判定をもらえるなんて、
本当にびっくりだよ!
そういうわけで、
私の体の治療は、まだ残っていますが、
今年の治療は終了です。
いずれ、また再開すると思うけど、
もう、治療の内容は、
このブログには書きません。
いつか、
良いお知らせが出来たらいいなあ~と思っています。