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クリスマスと正月が終わって街も店も落ち着
ついた頃。
雅紀が買い物へ出掛けている間にサトシくん
…いや、オオノチーフから通信がきた。
「 よぉショウくん、元気か? 」
「 元気ですよ
調査報告書見てるでしょ? 」
「 アイバちゃんと仲良くやってるみたいじゃ
ないか 」
「 おかげさまで仲良くやってます
毎日、雅紀が作ってくれる食事と規則正し
い生活で大変体調良好です 」
「 それはよかった
ところで例のミッションはどうだ? 」
「 あぁ、それはまだなんとも… 」
「 まぁすぐには難しいだろうな
無理するなよ、じゃあな 」
「 はい、また報告します 」
雅紀には伝えていないがオレには雅紀とは別
のミッションがある。
そして完了すればアスタリスク星へ戻ること
になりバディも解消される。
雅紀との生活が楽しい。
それに誕生日の夜のあの言葉…
「 オレのはライクじゃなくてラブだからね 」
雅紀は覚えていないようだかオレはその言葉
の真意をずっと考えていた。
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「 ふわぁ〜いい匂い!おいしそう 」
レジ側にいるとショーケースの向こうに雅紀
の顔が見えた。
「 ふははっマジで美味そうだよな 」
「 ねぇ、帰りに買っていこうよ 」
「 あぁそうしよう 」
そう、この日々が少しでも長く続けばと心か
ら願っていた。



