*ウサギとカメ ①*
御存じ、「ウサギとカメは山の頂上を目指して競争をしますが、途中でウサギが居眠りをしたことで、カメが先にゴールし勝利をおさめる」というお話です。
この寓話から学ぶ教訓は次のようなことが考えられます。
・自信過剰で物事に取り組んではいけないということ
ウサギに焦点を当てれば、「油断大敵」という教訓です。ウサギは明らかに自分よりも走るのが遅いカメとの競争を前に、「きっと自分は勝つだろう」と自信過剰になってしまった結果、途中で居眠りをし、競争に負けてしまいます。
・コツコツと真面目に努力すること
カメに焦点を当てれば、弱者であってもコツコツと真面目に頑張っていれば、時に幸運が転がりこんで強者に勝てることもあるという教訓です。
・競争相手ではなく、ゴールを見ること
ウサギは競争相手であるカメばかりを見て、最終的に競争に負けてしまいます。カメが競争に勝てたのは、競争相手であるウサギではなくゴールを見ていたからです。
「目先のものだけを見るのではなく、自分がなにを目指しているのかを考えること」も教訓です。
そもそも競争は本来、公正でなければいけないのに、カメは水ではなくて陸での勝負を余儀なくされています。陸上で勝負するか、水上で勝負するかで勝敗は変わるでしょう。トライアスロンのように、スイムとランを組み合わせた勝負が公平な競争です。
整形外科医が考える教訓
・子供の運動に関していえば、成長の早い子は遅い子と同じ練習メニューはこなせません。よって、子供の成長時期に合った運動メニューを採用すべきで、そこを間違えると、ケガをするか、やる気を失います。これはウサギがカメに、カメがウサギになれないのと同じことです。
・そもそもウサギとカメが競争しているように見えて、お互いはただただゴールを目指して歩いていたのかもしれません。しかし、周りが勝手に“競争している”と思いこんでいる可能性もあります。子供たちは楽しく運動したいのに、親やコーチ・監督が“他の子との競争”に置き換え急き立てているのです。
・運動は自分の体格、能力に合ったメニューで楽しく行う。ケガをして悔しい思いをしないように、準備運動と運動後のストレッチを行い、コツコツと継続することが重要です。勝ち負けではなく、自分のゴールを目指して一歩一歩前進することが大事です。
次回の「 整形外科医の“いた~い寓話” No2 」は *ウサギとカメ②*です。