懐かしの急行列車④~「平戸」
九州の唐津から長崎まで走っていたディーゼル急行。全車自由席の短編成だったが、福岡市営地下鉄開業前は旧筑肥線経由で博多まで乗り入れていた。
博多―長崎間は特急「かもめ」なら約2時間なのに対し、唐津、伊万里、日本最西端の駅平戸口(現松浦鉄道たびら平戸口)、佐世保、諫早と北松浦半島をぐるりと迂回し、延々5時間以上かけて走る浮世離れした急行だった。
僕は地下鉄開業後、唐津発着になった「平戸」になぜか2回も乗ったが、もちろん全区間乗通す酔狂な客は僕くらいで、数少ない客のほとんどは平戸や佐世保で入れ替わった。
時間はかかるけど、普段見ることのない東シナ海の空と海の色や、かつて強力な水軍とだった肥前松浦党の本拠地を、のんびり眺める道中はなかなかいいものだ。
「平戸」の走る松浦線が第3セクターの松浦鉄道に転換され、それと同時にこの浮世離れした急行も溶けて消えた。
「平戸」に使われたキハ58系気動車は、かつては全国を走っていたが、今や風前の灯でJR九州所属車も例外ではない。
完全になくなる前に、この「平戸」や豊肥本線の「火の山」などでリバイバル運行をすればいいのにと思う。
博多―長崎間は特急「かもめ」なら約2時間なのに対し、唐津、伊万里、日本最西端の駅平戸口(現松浦鉄道たびら平戸口)、佐世保、諫早と北松浦半島をぐるりと迂回し、延々5時間以上かけて走る浮世離れした急行だった。
僕は地下鉄開業後、唐津発着になった「平戸」になぜか2回も乗ったが、もちろん全区間乗通す酔狂な客は僕くらいで、数少ない客のほとんどは平戸や佐世保で入れ替わった。
時間はかかるけど、普段見ることのない東シナ海の空と海の色や、かつて強力な水軍とだった肥前松浦党の本拠地を、のんびり眺める道中はなかなかいいものだ。
「平戸」の走る松浦線が第3セクターの松浦鉄道に転換され、それと同時にこの浮世離れした急行も溶けて消えた。
「平戸」に使われたキハ58系気動車は、かつては全国を走っていたが、今や風前の灯でJR九州所属車も例外ではない。
完全になくなる前に、この「平戸」や豊肥本線の「火の山」などでリバイバル運行をすればいいのにと思う。
ラーメンのスタイルとは?③
(続く)蕎麦には蕎麦の、寿司には寿司の、ラーメンにはラーメンの基本的なスタイルがあるはず。
ラーメンがひとつの食文化として定着するためには、ある程度基本的なスタイルと制約の中で新しい発想をすることが重要であって、制約がなければ自由ではなく単なる野放しだ。逆に進化にはつながらないと思う。
少数派として、奇想天外な創作ラーメンをメインにする店があるのはいいと思うけど、猫も杓子も創作ラーメンでは、結局チープな商品が氾濫する結果になり、ラーメン業界全体のレベルを低下させてしまった。
創作ラーメンなどというのは、創作能力や意欲のある人がやるべきだし、たとえそういう能力や意欲があっても、まずは基本のラーメンに力を注ぐべきだ。
でも現状は、有名になればなるほど味が落ちてゆく。味の改良ではなく味を守ろうという姿勢が、結果的にマニュアル化、省力化につながってしまう。
店の個性というのは、あくまで基本のラーメンで表現するもので、その基本のラーメンも流行に乗っただけでは、創作ラーメンなど無理に決まっている。
佐野さん、古谷さんの評価の辛さは、こういう意味だと思う。
ラーメンがひとつの食文化として定着するためには、ある程度基本的なスタイルと制約の中で新しい発想をすることが重要であって、制約がなければ自由ではなく単なる野放しだ。逆に進化にはつながらないと思う。
少数派として、奇想天外な創作ラーメンをメインにする店があるのはいいと思うけど、猫も杓子も創作ラーメンでは、結局チープな商品が氾濫する結果になり、ラーメン業界全体のレベルを低下させてしまった。
創作ラーメンなどというのは、創作能力や意欲のある人がやるべきだし、たとえそういう能力や意欲があっても、まずは基本のラーメンに力を注ぐべきだ。
でも現状は、有名になればなるほど味が落ちてゆく。味の改良ではなく味を守ろうという姿勢が、結果的にマニュアル化、省力化につながってしまう。
店の個性というのは、あくまで基本のラーメンで表現するもので、その基本のラーメンも流行に乗っただけでは、創作ラーメンなど無理に決まっている。
佐野さん、古谷さんの評価の辛さは、こういう意味だと思う。
ラーメンのスタイルとは?②
(続き)新メニューとして販売する以上、皿数が増えればオペレーションが複雑化して提供時間が長くなるし、豪華食材を使えば価格も高くなる。
人気店なら客を待たせたり、高価でいいわけでもない。客のニーズと全くかけ離れて、店の独りよがりになってしまう。
ウマけりゃ何でもアリという考え方がラーメン業界を進化させてきたのは認めるし、ラーメンのフルコースに取り組む店や、ジャンクフードを超える料理としてのラーメンをめざす店もある。
でも実際には、いくつも別皿で出したり、途中で味が変わるようにしたり、豪華食材を使ったり、新しい発想と言うわりには方向性は同じ。
これこそ、今のラーメン業界の行き詰まりの象徴だと思う。
ご当地ラーメン、創作ラーメンや異文化ラーメンなど、作られたブームに乗ることが当たり前になってしまって、ブームの後追いに客が疲れてしまっていることに気がつかない。
オーソドックスでも安心して食べられて、きちんと仕事のしてあるラーメン。
奇をてらうのではなく、店主のポリシーがきちんと味やスタイルに反映され、ブレないラーメン。これがラーメンの原点ではないだろうか?(続く)
人気店なら客を待たせたり、高価でいいわけでもない。客のニーズと全くかけ離れて、店の独りよがりになってしまう。
ウマけりゃ何でもアリという考え方がラーメン業界を進化させてきたのは認めるし、ラーメンのフルコースに取り組む店や、ジャンクフードを超える料理としてのラーメンをめざす店もある。
でも実際には、いくつも別皿で出したり、途中で味が変わるようにしたり、豪華食材を使ったり、新しい発想と言うわりには方向性は同じ。
これこそ、今のラーメン業界の行き詰まりの象徴だと思う。
ご当地ラーメン、創作ラーメンや異文化ラーメンなど、作られたブームに乗ることが当たり前になってしまって、ブームの後追いに客が疲れてしまっていることに気がつかない。
オーソドックスでも安心して食べられて、きちんと仕事のしてあるラーメン。
奇をてらうのではなく、店主のポリシーがきちんと味やスタイルに反映され、ブレないラーメン。これがラーメンの原点ではないだろうか?(続く)