Little Friends -291ページ目

ハルユタカのラーメン

北海道で栽培される小麦の名前で、「豊かな春」というのは、冬の厳しい北海道ならではのネーミングかも…。


うどんに適した中力粉の多い国産小麦粉の中で、ハルユタカは数少ない強力粉。コシの正体であるグルテンが多いから、パンのほかラーメンにもよく使われた。


あの佐野さんの「支那そばや」の麺もハルユタカだったし、実は僕のいたラーメン屋もハルユタカの麺を使ったことがある。


この小麦が脚光を浴びたのは、数少ない国産の強力粉小麦というだけでなく、輸入小麦につきものの残留農薬の心配がなかったこと。


実際に食べてみると、風味やコシの強さは輸入小麦にはかなわないし、どちらかと言えば淡白な味わいだから、コッテリ系のスープには負けてしまう。


ハルユタカに惚れ込んだあるラーメン屋など、試行錯誤を繰り返したあげく、ハルユタカはラーメンよりうどんの方が持味を生かせるという結論に達し、うどん屋に転身したそうだ(笑)。


そんなハルユタカ、流通量も少ないし、今は栽培上の欠点を改良した後継品種もあり、今後は発展的になくなってゆくかもしれない。


でもハルユタカの麺は、ラーメンよりも冷しにすると歯応えも喉越しも最高なんだよね。

カニ好きですか?

まだグルメぶっていた若い頃、冬の山陰に松葉ガニ(ズワイガニ)を食べに行った。


北海道では一番安いズワイだけど、山陰では超高級品。高級な旅館で食べるとメッチャ高いから民宿に泊った。


茹でガニは胴と足もバラバラ、足の本数も合わないが、民宿だとこういう規格外のカニを仕入れるから、安く食べられる。もちろん味は同じだ。


茹でガニに続いて、カニすき、焼きガニ、刺身と食べきれないほどのカニづくし。鍋を1人でつつくのはイヤだけど、カニだけはカニの身と格闘するのに必死だから、1人でもあまり気にならない。


味は確かにウマかったけど、若い頃の僕には淡白すぎた。関西の人にはちょうどいいのかもしれない。


今まで食べたカニで一番ウマかったのは、オホーツクの紋別で食べた毛ガニ。


タラバほど食べ応えはないし、ズワイほど食べやすくないが、味は濃厚だし、しかも朝獲れの茹でたてだから、三杯酢もいらず、そのまま夢中でかぶりついた。


これ以来、生簀で身の痩せたカニや冷凍のカニを食べても、金のムダだと思うようになった。


魚は獲れたてが一番とは限らないが、貝類と甲殻類は絶対に産地まで行って新鮮なものを食べるのに限るね。

はつひので?

鎌倉にいた頃、一番うっとおしかったのが東京から遊びに来る友人。かわいい女の子なら歓迎だけど、ヤローばっかで、どいつもこいつもバカな大酒呑み汗


来るのはいいんだけど、中途半端に遠いから結局泊ってゆく。6畳の部屋に2畳の台所しかないのに、最大5人で寝たことがある。しかも、なぜか家主の僕は必ず料理番で、寝るのは必ず台所むかっ


ある年の大晦日、鎌倉の海で初日の出を見ようと、僕の了解もなしにヤツらがやってきた。当然、Gamera家で大酒盛大会ビール


なんでこんな連中と新年を迎えなければいけないんだとウンザリしたが、でも鎌倉の海で初日の出というのはちょっと魅力。


だけど、大宴会のあと日の出に合わせて早起きなど無理だし、酔った勢いでそのまま浜に繰り出すしかない。


…が、結局全員酔いつぶれて寝てしまい、目が覚めたら午後汗


だいたい、こういう連中が初日の出を拝むなどという殊勝なマネができるワケがない。


夕方、由比ヶ浜に行き、


「おぉぉぉ!初日の入りだぁ晴れ


「ギャハハハハ!初日の入り晴れ


ムサくるしいヤロー集団が、夕陽の中で大騒ぎしながら「初日の入り晴れ」を祝いましたよ!


…サイテーむかっ