2月6日(金)、俳優座スタジオで、『100歳の少年と12通の手紙』を見ました。


フランスの劇作家、エマニュエル・シュミットの小説、ひとり芝居。

「原作は全編手紙からなり、最後の1通を除いてすべて10歳の少年の目で綴られている。」(阪田由美子『パンフレット』)


その後、作者自身により映画化もされ。

日本公開は、2010年。未見です。


で、この俳優座の舞台は、11名の俳優が。


はじめ、10歳の少年オスカーの目を通しての『世界』だから、少年の目には、まだまだ見えないものがある、と思っていました。そう思おうとしました。

なぜなら、その『世界』の奥行きのなさ、そこに登場する人物たちの薄さを感じていたから。


オスカーと、マダム・ローズとの関係。

オスカーと、彼の両親との関係。

オスカーと、同じ病棟の子どもたちとの関係。

オスカーと、担当医師との関係。


それぞれの人物が、それぞれの人生を背負って生きている。


まもなく死ぬ息子を前にしている両親。

それぞれの病に侵されている子どもたち。

などなど。


もともとは、ひとり芝居。

それを、11人の物語に。

まだまだ、描ききれていないものが。








フランス演劇の本邦初演

重い病に侵された10歳の少年オスカー。あらゆる手段を講じたが、余命いくばくもない。
オスカーはそのことを知っているが、誰も彼に真実を伝えないことに怒っている。
唯一話せるのは、ボランティアのマダム・ローズだけ。
彼女から神さまに手紙を書くことを提案される。
それは1日を10年と数えて書く特別な手紙だった。



  オスカー・・・・・・田村理子
  マダム・ローズ・・・山本順子
  オスカー 母  ・・・・荒木真有美
  オスカー 父  ・・・・八柳豪
  医師・・・・・・・・深堀啓太朗
  ベーコン・・・・・・渡辺耕成
  アインシュタイン・・蟹澤麗羅
  ポップコーン・・・・徳留洸稀
  ペギー・ブルー・・・安藤春菜
  サンドリーヌ、他・・あり紗
  ブリジット、他・・・小石菜月