5月13日(水)、横浜にぎわい座。


『春風亭一朝・一之輔 親子会』。

チケットは、完売。


開口一番は、

春風亭らいち。一之輔の弟子。

『転失気』

知らないことを知っていると嘘をついた和尚が、それをからかわれる話。

具合の悪くなった和尚が、医師を呼び。その医師から、『てんしき』はありますかと尋ねられ、その『てんしき』がわからず。小坊主に、『てんしき』を借りに行かせ……。


一朝。

『野ざらし』。これも、古典中の古典。

上方では、『骨釣り』。


一之輔。

『五人廻し』。ひとりの人気遊女喜瀬川を、5人の客がひたすら待つというもの。その5人を、どのように、くっきりと描きわけるか。

一之輔は、喜瀬川を出さず、次々と、5人の男を語り。

『禁演落語』53演目のひとつ。戦時体制に、ふさわしくないものとして、咄家自らが封印した演目。


仲入り


一之輔。

『手紙無筆』。文字を読めない者同士のやりとり。


一朝。

『中村仲蔵』。

初代中村仲蔵のエピソード。彼が、『仮名手本忠臣蔵』五段目の斧定九郎をどのように工夫したか。


開口一番の春風亭らいちから始まった『古典』づくし。

『古典落語』の定番。それだけに、これまでに、多くの演者の高座を。


『春風亭一之輔』を検索すると、AIが答えてくれて、

「古典落語に現代的なエッセンスを加え、巧みな緩急で観客を魅了する現代最高峰の落語家です。年間900席もの高座をこなす圧倒的な実力と人気、機転の利いた『まくら』、そして人情味あふれる語り口が最大の魅力。」

と。

この日も、にぎわい座から、池袋演芸場、鈴本演芸場にまわると語っていました。そのついでに、師匠の一朝も、一緒に出演するはずだったところ、師匠は疲れたから休演すると言っています、と。

一朝、75歳。

5代目春風亭柳朝に、1968年入門。

その柳朝は、林家彦六の弟子。

林家彦六(1895~1982)。前名8代目林家正蔵。その正蔵の『中村仲蔵』の高座を知っている世代。残り少ない世代。


確かに、春風亭一之輔には、『華』があります。

出囃子が入り、高座に姿をあらわしたところから、空気がかわり。

それだけに、これから、どのように熟していくか、楽しみ。

まだ、48歳。