腐と刻と花と

傷に傷で触れ 傷に嘘を
傷に涙を

張り裂けるなら
指の先から見えない?

搔きむしり 掻き鳴らす
始まりも終焉の鐘も聞こえないなら

まだ眼があるなら 見開いて
麗しの華と可憐な花
切り散るまでに揺らして
手にあるモノに安息を

何処へ逃げる
何処へ行く
何処を目指せばいい

傷に傷で触れ 傷に嘘を
傷に涙を

頬に 手に 首に 
触れて

黒い手首
静かすぎる朝に

まだ眼があるなら 見開いて
真実を瞳と記憶に焼き付け
確かなモノが手から溢れるように
その鮮やかな花を失わない為に

あなたを愛してください
明日をください



灰心ノ海


子宮の海に還るより
もっと静かなとこへ
ぼくは  まだ・・
きみの眠る横顔を見る事が出来ない

繰り返す朝日が
嘲笑う様に言う
「息を続けろ」と

硝子の破片みたいな日々
手を染めたモノはなに

アノ光景が狂い咲いた様で
喉  引き裂いて 声にならない

声にならない
声が出ない


涙色
灰色の砂に倒れこんで

子宮の海よりか
もっと暗いとこだから
深く まだ・・
背中に有る眼に視えない傷

雨の匂い
雨の音
きみの香り
きみの声を
降り出して 搔き消してく

言葉にならない

アノ光景が狂い咲いた様で
喉  引き裂いて 声にならない

声にならない

子宮の海に還るより
もっと静かなとこへ
明日は まだ・・
哀を塗り潰して胸深く

明日を未来(あす)に変わる時まで








夢霧ノ詩


降り積もってきた言葉に
埋もれてしまいそうで
きみに差し伸べた手
そこからの距離が遠くなりそうで

夢の中で刃物の様な
言葉を並べたのなら
現実できみと
向き合わないといけない
そんな時が近いのかもしれない

降り出した「雨に今日も」
気づかなかったとしたら

夢だとしても
その言葉たちに
今のわたしは答えを見出せない

感情が逃げ場を失くしたからと
昔 誰かが言っていたような

逃げて不安に怯え
恐さから壊してしまう
弱いままの自分がいる

降り積もってきた言葉に
埋もれてしまいそうで
きみに差し伸べた手
それは終わりなのか始まりか

夢の中で広げた手紙
逃げてるだけの自分
答えを見出せないままで

逃げたいわたしと
逃げたくないわたしが
今日も首を絞めてくる






白の呼吸

例えきみに絶望したとしても


風の匂いの変化に季節を感じ
今日と言う「今日」
また嫌いな朝が来たとしても

泣きながら立ち止まっても
歩き続けてるしかない
それが「生きる」

例えきみに絶望したとしても
解釈の海で灰色に成っても
心臓が溶けるまで抗えばいい

今と言う瞬間を後悔無く
鼓動が望む事を選べいぃ
ボロボロの翼でもいぃ
何よりも冷たい雨だとしても

きみに絶望して
解釈の海で灰色に成り
心臓が溶けるまで抗えばいぃ

灰を白にする解釈と呼吸を