My Extraordinary Strat!!! (ぼくのヘンテコリンなストラト!) | John's BOOROCKSブログ-I Love The Beatles, Fender Guitars & Movies!

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ハンドメイド・エフェクター・ブランドBOOROCKS(ブロックス)のスタッフによる、音楽(BEATLES & Fender)と映画の気ままなブログ。

フェンダー・マニアの私が、どうしても作ってみたかったストラトがこれなんです。写真を見て、何か変だなと気が付いた方は、十分にフェンダー・マニアです。



そうです、ストラトキャスターなのに、付いているネックはテレキャスター用のヘッドを持つローズネックなんです。

ボディは、フェンダー・メキシコ製の60年代モデルのキャンディ・アップル・レッド仕上げ。ピックアップにはパワーのある、フェンダー・テキサス・スペシャル三基を搭載。
そして問題のネックは、フェンダー・ジャパンのテレキャスター用。インレイには星形が入っています。

実はフェンダーのストラトキャスターとテレキャスターのネックは流用が可能です。しかし細かく言えば、ストラトのネックをテレキャスターに取付ける場合は加工無しでそのまま付けることが可能ですが、逆にテレキャスターのネックをストラトに取付ける場合には、加工が必要となります。



と言うのも、テレキャスターのネックの、ボディとの接合部分はフラットなのですが、ストラトのネックのエンド部はラウンド状に加工してあるのです。そのために、ストラトのボディのネック・ポケットもラウンド状に削ってあり、それを少し広げてフラット形状に加工する必要があるのです。

元々ストラトキャスターというギターは、テレキャスターを基にして、そのアップグレード版として設計されていたため、角の部分を除いてボディ形状やネックスケールなどが共通なのです。ですから、ケースもストラト用であれば、テレキャスターでも使用可能なんです。(そんなことは皆んな知ってますね。)

兎に角このギター、調整が抜群で、この改造作業をしてくれたフェンダーのスーパーリペアマンのW君の腕によって、再調整を一度もしないままで、抜群のコンディションを保っています。
変則的なギターですが、大好きなギターの一つなんです。