☆心中常感謝無忘☆ -25ページ目

プレゼント企画☆写真本

☆心中常感謝無忘☆-100321_0127~01.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0127~02.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0127~03.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0127~04.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0128~01.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0128~02.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0128~03.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0128~04.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0128~05.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0128~07.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0129~01.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0129~02.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0129~03.jpg
☆心中常感謝無忘☆-100321_0128~06.jpg


これで、今までに送られた写真とメッセは全部です(^-^)

ご自分のがあるかご確認ください☆

背中越しの愛 ⑧

「雄…輔、さん?」


目に入ったのは、頭にタオルを巻いた雄輔さんの姿。


「…、おいっす。

もう退院したんか?」


雄輔さんは、喉まで出かかった何かの言葉を飲み込んで話しかけてきた。


「はい…」


雄輔さんは近づいて、アタシの隣へ座る。


静かな空気の中、
波の音だけが響く。

二人揃って海を眺めてる中、雄輔さんが沈黙を破った。



「…お前、覚えてんのか?」


「…えっ?」



この言葉。

アタシが…忘れてる事だって意味だ。

胸が痛む。



「…いや、なんでもねえ!
もう陽もくれっけどまだ帰んないの?」


雄輔さんが立ち上がって夕日を見つめる。

気づけば陽はもう沈みかけている。


「あ…
ホントだ、もう帰らなきゃ…。」


「んじゃ、危ないし…送ってくわ。」


「え?でもアタシの家…」


知ってるはず…無いよね?


アタシがそう言うと、マズイと言うような顔を一瞬見せたけど、
すぐに笑顔になった。


「俺はなんでも知ってんの!
さ、行くべ!」


雄輔さんは満面の笑みで
アタシに向かって手を差し出した。

背中越しの愛 ⑦

次の日…



アタシは病院を退院した。

病院でも、ずっと雄輔さんの事を考えてた。


彼にとってのアタシ。
アタシにとっての彼。

アタシの過去。



思いだそうと、昔を少しずつ…少しずつ思い出して、考えた。


でも…何も
何も、思い出せない。


「わからない」と言った時の雄輔さんの顔、お母さんとお父さんの顔。


このままじゃ、彼に申し訳無い。


それに…
私にもマイナスな気がする。

彼は…絶対に忘れてはならない、そんな衝動がずっとおさまらない。



思い出せない自分に…腹が立つ。


家に帰る前に、少し寄り道。

いつも…来ていた、大好きな海。


だけど、どうして好きなのか…
何故いつも来ていたのか、わからない。


もしかして…雄輔さんと関係があるのかな…

そんな事を考えながら、砂浜に座り太陽光を反射する海を眺めてた…。







「覚えて…んべな?」


ふいに後ろからかけられた声。

とても心地良い、なまり。