昨日は久しぶりにソファーで寝てしまった
映画の日
昨日は映画を観に行こうと決めていました。
どうかお願いッ‼︎
午前十時に間に合いますように🙏
時間に余裕を持ちたいと常々思ってはいる(苦笑)
家を飛び出し焦るわたしに、
潜在意識がささやいた。
ウチで過ごすときに掛ける、
度数の弱いメガネで運転していることに気付いた
それも、隣り町に差し掛かる寸前で。
遠くまで行く前に気が付いたのが良かった。
…嘘でしょ
慌ててUターンして家に舞い戻り、
度数の強いメガネを掛けながら思った。
今日は映画は一本にして、
集中して観なさいってことなのかなと。
関心領域
映画館に着いたわたしは、
そばにいたスタッフに午前十時の上映について尋ねた。
すると、本編が5分経過と聞いたわたしは、
最初から観ないと気が済まないだろうと、
関心領域の一本だけにしようと決めた。
このまま映画チケットを取る流れへ。
早い時間なのに席が埋まり始めていた。
この映画への関心が寄せられているのが分かった。
映画を集中して観ることの出来る、
いつもの一番後ろの座席にした。
小学生の頃からこの時代に興味があった。
そして今もこうして、
この手の映画を観ようとしている。
結局のところ、
映画の題材としてはネタが豊富で、
人々の関心にも触れることができるからだろう。
皮肉にも、この映画はアカデミー賞を受賞している。
ところで、この地球の歴史でAクラスの悪い男は誰だと思う?
ナンバーワンに君臨する男がヒトラーだと知ったとき。
ガスと高圧電流の制裁を受けたことの意味が、
あの時のわたしには知る由もなかった。
開幕
映画が始まるも音だけで、
なかなかフィルムは出てこなかった。
スクリーンは真っ暗。
アウシュビッツをイメージしているのだろう、
暗黒な音のみが響き渡る。
ようやく始まったと思ったら、
川のほとりのシーンは、家族の穏やかな光景。
何人家族なのだろう…?子供が沢山いる。
一番小さい男の子はまだ生まれたばかりだ。
男性はネイビーブルーの海パンのなか、
女性の赤のジョギパンが目についた。
スタートはこんな穏やかなシーンで始まった。
ピクニックから家に戻ると現実が待っていた。
コンクリートの高い壁と、煙突からの煙、
そして人々の叫び声で、
壁の向こうがどこなのかすぐに分かった。
レス
いつからだろう?この夫婦がレスになったのは…。
寝室はシングルベッドが2台、
奥さんが昔行ったイタリア旅行の話をしている。
そこのマッサージが良かったと。
また行きたいと旦那に話すシーンだ。
観ている昨日は分からなかったけど、
映画を観た翌日の今日分かったことがある。
あれは奥さんからダンナに向けての、
スキンシップを求めるサインなことに気が付いた。
異動の話は言いにくかったし、行きたくもなかった。
彼が奥さんに昇格の話を伝え、
一緒についてきて欲しいと言ったとき、
まさか君がここに残るというとは思わなかったと。
彼は上司に対して手紙を書く。
奥さんを家に残して現状維持してくれるのなら、
自分はどんなに狭い部屋でも構わないと。
自分を犠牲にしてでも、彼は奥さん想いな人だった。
今こうして書きながら思った、
主人公はこの夫婦だった。
アウシュビッツの隣りに住みながら、
そこから聞こえる音、真っ赤に燃える空。
人の燃える臭いとともに暮らす生活。
風に乗って洗濯物に付着する死の灰。
壁の向こうの世界は、
こちら側にもいやおうなしに干渉してくる。
奥さんの母親が家に来た当初はとても喜んでいた。
真っ赤に燃える空の色を見て、顔をしかめる。
突如、置き手紙を残して蒸発する。
なんて書いてあったのか気になる手紙。
そう、この監督は肝心なところを見せてくれない。
みんなが見たいアウシュビッツの向こう側を描写しないのだ。
音だけで想像する。手紙の内容も想像する。
娼婦との絡みも見せない。
どうだったか気になる場面を見せてくれないのだ。
やがて子供たちも歪んだ環境の影響を受けてゆく。
温室の部屋に閉じ込めて意地悪をする兄弟。
夜中に家を抜け出して、りんごをばら撒く娘。
わたしはてっきり、
『良いこと』をしていると思い込んでいた。
旦那からの夜中の電話をテキトーにあしらう妻。
出張先の旦那の身体もおかしくなってゆく。
家と職場を徒歩で歩くシーンで、
犬のシュナイザーを散歩するマダムに話しかける。
『男の子?4歳?よーし良い子だ!』
そう言って犬のアタマを撫でる彼の姿は、
わたしには一番まともに映った。
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庭師が家の裏の方で
何やらスコップで何か掘っている。
あの灰のようなものは、
アウシュビッツからのものなのだろう、
庭師が掘る姿は何か企んでいるように見える。
庭の花は美しく咲いている。
おかしくなるのは人間だけじゃないと、
死の灰は植物をも狂おすものだと、
証明したかったのだろうか。
アウシュビッツは関わる全ての人をおかしくさせる。
監督が伝えたいことはなんだろうと、
自分なりに考えた。
その答えは『関心領域』の四文字に
濃縮されていて、
容易く溶かすことはできない。
一瞬、現実を挿入させるシーンがあった。
昔も今も変わらない?
監督はそう言いたかったのだろうか…
第二次世界大戦って、ヒトラーが発端なのを検索して知った
深掘りしたくなって
関心領域を書いた作家さん
気になって検索。誕生日がわたしと2日違い
わたしの数秘にカタワレの数字
昨日のブログとシンクロしている
空が真っ赤に燃えるのを見て、あの歌詞が浮かんできた
映画見る前に魂の輪廻に働き掛けての全員で鑑賞
カタワレも意識したんだけど、
映画の映像入ってこれたかな?
富士宮の旅行の写真と映画とがとても似ている
『アイルヒットラー』
この言葉がやけに耳に残った。
何度も耳にして思った。
映画と関係ないけど、
あいる君の名前ってここから取った