大映版「プレイガール」と評価が…「ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども」南美川洋子/渥美マリ | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんばんは。
 
 
休み二日目の夜中です。昨晩は余り寝ていなかった為昼酒後に就寝をしようと思っていたのですが、昼酒も睡眠もせず自家用車で外出…そしてたまたま立ち寄ったタイヤ屋で「スタッドレスタイヤ在庫処分」が行われていた為話を聞くと、ブリヂストン・ブリザックVRX2(155/65R14)4本が脱着・入替・バランス工賃/廃タイヤ処分料/消費税込で\33.100-、しかも作業は11月かつそれ迄店側で保管してくれるとの条件でしたので即決現金払い!いやぁ、季節外れでも探せば掘り出し物があるものですし、ネット通販並の価格かつ自らの眼で見て直接支払い出来る安心感がありいい買物が出来ました。今年期限を迎えるパソコンのウイルスセキュリティソフトも量販店で低価格のモノを手に入れられましたのでこれで今年の大きな買物は終了…後は何処迄貯められるかです。
 
 
先ずは本題の前に…本日はスカパー!及び一部のケーブルテレビ局に於いて東映chが12:00~18:00迄無料で視聴可能となりますが(詳細は此方から確認をお願い致します)15:00~16:30には生涯東映に籍を置き続けた「東映京都撮影所の裏所長」「狂犬」の異名を持つ渡瀬恒彦が特攻精神で暴れ捲った「狂った野獣」が放映されます(字幕付きHD放映)。俺としても恒さんの出演作品では特にお薦めしたい作品の一つですのでお見逃し無く!尚、来月の東映chでは「生誕80年 俳優・渡瀬恒彦 Vol.1」が企画されており、劇場公開作品及び主演テレビドラマ全12作品が放映予定です(詳細は此方から確認をお願い致します)。
 
 

 

 

 

そして本題…本日紹介の作品は大映作品を取り上げた書籍で「大映版のプレイガール」との評価がされていた為何時かは鑑賞したいと思っていた所、昨年スターチャンネルで渥美マリの特集が組まれた際に放映されるのを知り、2ヶ月間だけ受信契約をしてやっと楽しむ事が出来ました。本日時点では未ソフト化かつ放映予定がありませんが、Amazonプライムビデオ「スターチャンネルEX-DRAMA&CLASSICSー」内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

「ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども」昭和43年5月17日公開・高橋二三脚本・帯盛迪彦監督・大映東京制作。

 

 

 

 

ひょんな事で知り合った運動能力ダンプの津山由紀子(ダンプ)・能力の南美川洋子(ヒップ)・色気の渥美マリ(パンプ。極度の近眼)の前に現れた山東昭子…山東さんが三人娘に依頼したのは、地域の風紀を乱す一因となっている森川信が営む総合風俗ビル(トルコ風呂・お化けキャバレー・同伴喫茶)を潰す事。三人は知恵を絞りながら様々な作戦を実行したものの目的を完遂するどころか店を繁盛させる結果となり報奨金を手にしてしまう始末…しかしこれには意外な裏が隠されている事を知った上に、このビルのトルコ嬢で月賦に苦しむ水木正子(ゲップ)と森川さんの愛娘(=社長令嬢)の八代順子(トップ)が加わり、破天荒ながらも痛快な結末へ向かいます。

 

 

 
色気ムンムンの美女達が殿方の天国に楔を打ち込むた為にあの手この手で尽力する姿や、殿山泰司・藤村有弘・大泉滉・毒蝮三太夫・千波丈太郎等々、東映「プレイガール」や大映「ザ・ガードマン」がよく似合う俳優の面々がチラホラ出て来る雰囲気は確かに「大映版・プレイガール」と言えますし、主演の三人娘が馬鹿に徹しながらも自らが受け持った役柄を完遂した事で見事な棲み分けが出来ています。しかも帯盛監督の作品は半分も鑑賞していないものの硬質の作品を得意としている印象が強かったのですが、当作品を観た限りでは脱線が売りとなる作品群の演出でも辣腕を発揮した様な雰囲気を感じましたし、未見ながらも題目から当作品との共通性を垣間見られそうな「ヤングパワーシリーズ」等々も何時かは観てみたいモノです。