専用便所から公衆便所への切替で人生は薔薇色に!新東宝映画配給「股間連発テクニック」和泉聖治監督 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんばんは。
 
 
勤務開始日の夜中です。一昨日の日中に暖房機を押入に仕舞ったのですが、昼間に部屋が暖められる為に夜間はいいとしても朝の冷え込みがまだ厳しく再度出して使っています。しかし長期予報では今年の夏場も酷暑との話となっておりうんざりしてしまいます。余談ですが、俺が勤務する部署には先々月やっと天井据置型の冷房装置が入り(昨年度迄は扇風機と移動式冷房)幾分かは夏場の従事が楽になります、数年前に熱中症で病院送りとなった為尚更そう思う…
 
 
さて本日は此方の作品を…DVD化作品で楽天TV/FANZA動画/DMM.TV/FC2コンテンツマーケット内に於いて有料動画配信及び動画販売が行われています。又、東映ch内に於いて本日以降、4/12(金)24:00~25:00・5/24(金)26:00~27:00の二回放映されます。
 
 
「股間連発テクニック」昭和59年制作(公開は昭和59年4月)・木俣堯喬脚本・和泉聖治監督・プロダクション鷹制作・新東宝映画配給。
 
 

 

 

 

 

 

売れないイラストレーターの男性と契約結婚をしていたOLのひびき恭子でしたが、その男性が仕事を辞め帰郷し見合い結婚に臨むとなってからは実妹の交際相手や直属の上司等々と交尾に勤しむ、白い小便を搾り取る公衆便所女と化しました。しかし、直属の上司はヒモヤクザと交際している酒場のママと肉体関係にあった為そのヤクザが出所直後に上司を脅し、その尻拭いにひびきさんを同行させたら…

 

 

 
 
この作品、目も当てられぬ様な結末となるかと思いきや、ひびきさんは怖じ気付くどころか「金になる!」と言わんばかりにヤクザに身体を委ねた上に、上乗せされた退職金と上司からの慰謝料を元にヤクザと手を組んで売春組織を立ち上げ自らも身体を売る日々に!女が強く男が弱いと云う一般論を単純明快な手法で描き切った、男の子から野郎やボンクラになり切れぬ連中の教育映画ともなりそうな傑作と感じます。
 
 
そして、この頃既にピンク及びポルノ映画上映館に足を運ぶ客層を浸食し始めていたAV対策とも言える、従来よりも濡れ場をより濃厚に描きより長く見せる方策が取られ始めたのだなぁと気付くと共に(これは日活ロマンポルノも同様ですし、昭和60年代にはにはAV女優をピンク及びポルノ映画の主演に招聘し双方を隔てていた壁が徐々に取り払われ現在に至ります)「和泉監督は一般作品群よりもピンク及びポルノ作品群の方が魅力が高い」(私感)とも…しかし「趣味嗜好や鑑賞作品の選択は各々の自由」とは云え、例えば実生活内での「相棒シリーズ」好き等々に和泉監督のピンクやポルノを薦めても中々目を向けて貰えぬ現実は残念です、岡田茂・東映名誉会長が主張した「娯楽の王道は暴力とエロ」これがきちんと出来る和泉監督だからこそ今があるをより知って貰う意味でも携わったピンク映画群に目を向けて貰いたいのですが、現代感覚が染み付いた方々には高い壁なのか?強い抵抗感があるのか?昭和期の感覚で生き考えていると解りません。