性欲は続くよ何処迄も!米騒動も懐かしい…新東宝映画「激やばエッチな三姉妹」原田ひかり | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。

 

 

今朝の7時に勤務を終え、明日は有給休暇を取得している為火曜日11時の始業時迄の休みとなります。帰宅後何もせずに就寝してしまった為昼頃に起床して掃除洗濯等々を済まし一先ず落ち着いた所ですし何処かへ行きたくなるなる様な春の陽気…しかし疲労感には勝てませんので本日も毎度恒例の簡単な更新です。ソフト化状況は不明ですがカンテレドーガ/ビデオマーケット/DMM.TV/楽天TV/DUGA内に於いて有料動画配信が行われています。又、東映chに於いて本日以降、4/3(水)26:00~27:00・4/29(月)26:00~27:00に放映されます。

 

 

「激やばエッチな三姉妹」(別題目「いんらん三姉妹」)平成6年制作・夏季忍脚本・新田栄監督・新東宝映画制作。尚、動画配信検索の際は先述の題目の何方かを選択して下さい。AV女優として活躍をしながらも二度の覚せい剤取締法違反で実刑となった原田ひかりの復帰作品かと思われます、カルーセル麻紀と同じ箇所に絵柄の非常によく似た刺青を入れていたのが懐かしいです。

 

 

 

 

婚姻/不倫/離縁を繰り返しても男の摘まみ食いが病められぬ懲りない馬鹿の長女・吉行由美、新婚で四六時中交尾がしたくてたまらぬ次女・原田ひかり、満員電車内で痴漢をさせて愛液の付いた下着と自らの身体を金に換える三女で女子高生の七重八絵は勢揃いすれば助平な会話をしながら自淫する程の変態三姉妹!或る日、原田さんの亭主の父親が米を持って上京し暫く居候した事、七重さんが売りを仕掛けた男性が或る下心を持ったいた事が夫婦関係及び学業継続の危機に瀕する事態に発展し…

 

 

 

 

AV業界/ポルノ及びビンク業界の壁や敷居は既に取り払われていた時代ですが、作品内容は当作品に限らず後のビデオ作品への転用を考えてなのか性描写の時間が長目かつ刺激が従来よりも強化された感があります。しかしそうはなっても物語の質が低下しなかった上に様々な試行錯誤も見られるのはこの時代のピンク映画の魅力!この作品では前年の冷夏の影響をモロに受け、緊急輸入に留まらず食糧管理法廃止を決定付けた米騒動を思わせる描写があるかと思えば使用済みの下着の現金化等々「性の商品価値の多様化」が急速に進み始めたのもバブル経済崩壊後の様だったなぁと思い起こさせる…「過去や古い物事を捨て、兎に角新しい方向性を提案して大衆を取り込む傾向が強かった一般作品群」に対し「制作時点での世の背景を積極的に取り入れながらプログラムピクチャー全盛期の色香を踏襲したピンク業界」の構図にも見えます。