交尾に目覚めた女幽霊が巻き起こすチン騒動!新東宝映画「いんらんアパート・毎晩いかせて!」里見瑤子 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんばんは。
 
 

休み三日目の夜中ですが寒いです。昨日の秋田市内は気象予報通り今季初の初積雪となり、寒さも重なって路面等々の雪は消えても自家用車に積もった雪は中々融解に至らぬ状況となりました(下の写真は昨日09:00頃のもの)。しかしこの寒さも本日で一旦峠を越し、最高気温が10度前後の日が続くとの事です。又、一昨日受けた新型コロナウイルスワクチン接種の副作用で37度台後半の発熱が収まらず日中は寝ていましたが(平熱が低いので…)以前と同様それ以外は怠さや食欲減退が無く不思議な感覚…食べられるから回復が早いのは助かります。

 

 
 
 
さて本日は此方の作品を…ソフト化状況は不明でFANZA動画(=DMM)/楽天TV/FC2コンテンツマーケット等々で有料動画配信及び動画販売が行われている模様です(但し不明確な点がありますので誤記等々の際は何卒ご容赦下さい)。尚、当作品は本日以降12/16(土)02:55・12/27(水)23:55より日本映画専門chで「R15+版」が放映されます(字幕付きHD放映)。
 
 
「いんらんアパート・毎晩いかせて!」(R18+版・R15+版共に題目は同じですが「欲情アパート・毎晩抱いて」「発情おねだり・夜ごとの快楽」に改題されたものが存在している事が確認出来ました)平成13年6月29日公開・岡輝男脚本・深町章監督・新東宝映画制作。
 
 

 

 

 

職場の同僚である志賀毬子を自室に連れ込んで交尾したり、同僚と共に合同コンパに参加して白い小便専用の公衆便所に排精している遊び人の岡田智宏でしたが、或る日アパートの大家から自室の隣室に住む川瀬陽太の実妹で寝たきりであった里見瑤子が亡くなった事を聞かされます。大家から話を聞く迄里見さんが居た事すら知らなかった岡田さんは隣人だからと弔問し遺影を見た瞬間「美人だ!俺の彼女にしたい程…」と心の中で考えていたら、その心情を知った里見さんの幽霊が現れ「女として生まれながらその喜びを知らずにあの世に行くのは不憫。そして毎晩薄い壁を通じて岡田さんの行為を知っていたし彼女にしたいと思ってくれた事が嬉しい…だからお礼にあたしを抱いて!」と懇願され、それを受け入れると感謝の言葉と共に消えました。ここで終われば感動話なのですが…交尾に目覚めた里見さんは翌日「四十九日が過ぎる迄は現世に留まらなければならない…ならば残りの48日間岡田さんと交尾がしたい!」と、前日に女の喜びを知ったとは思えぬ程の口淫技を引っ提げ性格もお転婆そのもので再訪問!しかも「岡田さんが拒めば脅す!残業と偽って帰宅しないと霊の力で電話を鳴らし捲りパソコンの画面に姿を映し出し帰宅を促す!志賀さんを自室に連れ込むと岡田さんの背後に姿を現し恐怖に陥れて排除する(但しこれは志賀さんが妊娠を偽り岡田さんに結婚を強要しようとした行為から救う為でした)!飲む打つ買うの亭主に愛想を尽かして自殺を完遂しながらも生前画策した浮気をして亭主を困らせる行動が出来なかった事にモヤモヤが募り四十九日後も現世を彷徨い続けていた佐々木麻由子の幽霊を連れて来て交尾させる!」等々遣りたい放題!更に本当に48日間交尾を続け四十九日を迎え終わりかと思ったら里見さんは岡田さんの部屋を訪れ「今後も罪滅ぼしと思って週に一度性欲が溜まっている多くの霊やあたしを満足させて欲しい…」と腐れ縁となった上に、その口開きに連れてきたのはオカマの幽霊で…

 

 

 
開始30分を境に物語の雰囲気が一変する…しかも「喜劇が悲劇や暗い話となる例」は幾つもありますが「悲劇が一気に喜劇に変化する例」は俺は初めて観た様な…しかも死んだのに幽霊となってからの方が人生を謳歌…いや、「性の快楽に目覚めたばかりか素の自分と本来の愛嬌を曝け出して岡田さんに迫る里見さんの可愛らしさの裏に見え隠れする、生前はしたくても出来なかった事を四十九日を迎える迄の短い間で遣り切ってしまおうとも思える姿」は楽しくもあり僅かなもの悲しさをも…後半戦が完全な艶笑喜劇となっているからこそ尚更にそう感じましたが、基本的には「内容は完全に忘れてしまったが、確かに面白かった!」と言える娯楽映画の在るべき姿を見せ付けたピンク映画!しかし考えてみれば幽霊なら避妊が不要かつ性病とも無縁ですから、岡田さんの様な遊び人にはもってこいの環境でしょうね、俺も同じ立場であったなら二つ返事で受け入れてしまいそうですよ、里見さんは物凄く可愛らしいから…尚、四十九日法要の日に里見さんの兄である川瀬さんと鉢合わせした際に「毎晩お盛んですねぇ…」と言われた際のバツの悪そうな岡田さんの表情は大爆笑でした!死と霊をこれ程の艶笑喜劇にしてしまうとは、恐るべし深町監督!