亭主を失った若妻、その後の野郎遍歴!日活ロマンポルノ「潮吹き海女」日向明子/飛鳥裕子/金田明夫 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。

 

 

今朝の5時に勤務を終え、月曜日20時の勤務開始時迄の休みですが、本日の秋田市内は一気に冷え込みました。しかも明日は更に厳しい寒さ(最低気温と最高気温の差が殆ど無し)の予報となっています。これは来週、遅くても再来週には冬用タイヤ及びワイパーブレードに交換しておく必要があるか…因みに今のスタッドレスタイヤ(グッドイヤー)は今年で三年目ですが、通勤で毎日大凡60キロ走っていますから来年は履き替えとなる可能性が高いです。北海道及び北東北ではブリヂストン(ブリザック)の装着率が最も高く氷上性能は国産最高と言われてはいますが高価ですので余程買い得で無ければ手が出ません(過去のブリザックのパターンを踏襲した一般的価格の商品もありますが…)。逆に安価なタイヤ(オートバックスの独自ブランド等々)や韓国製タイヤ(ハンコック/クムホ等々)は秋田の様な凍結し易い厳寒冷地には不向きと聞いていますので間を取って横浜ゴム(アイスガード)やダンロップ(ウインターマックス)、トーヨータイヤ(オブザーブ)辺りとなりそうです。

 

 

さて本日は此方の作品を…DVD化作品でU-NEXT内に於いて有料動画配信が行われています(見放題対象作品)。

 

 

「潮吹き海女」(「海女シリーズ」第四弾)昭和54年7月21日公開・大工原正泰脚本・白鳥信一監督・日活制作。余談ですが、最近ウィキペディアを読み知ったのは当作品の主役の日向明子は籍を東映に置きながらも(当時の東映俳優センター所属)日活で重用された女優であった事。芝居が巧い上に観る側を釘付けにする魔力を自らのモノとするには非常に恵まれていたと言ってもいいでしょうし、一般作品主体の活躍となってからも仕事が切れずに舞い込んでいたのが頷けます。

 

 

 

 

海女の日向明子は亭主でトラック運転手の河原裕昌(現・河原さぶ)を事故で亡くしてから河原さんの実弟である金田明夫と共に一つ屋根の下に住みが稼業に精を出していました。しかも、金田さんはろくでなしの河原さんの実弟とは思えぬ生真面目さが…そして日向さんは、河原さんが孕ませた吉沢由起が流産した際には入院費用を工面した上に働き口をも世話したり、同業者で気が強く独善的傾向のある飛鳥裕子の亭主・五條博を心遣いを切欠にその気にさせたりと人間味が魅力の海女…しかし、日向さんと五條さんの情交を目の当たりにした金田さんはそれを飛鳥さんに告げ口した事でただでさえ関係が良好とは言えなかった海女仲間の亀裂を更に深いモノにした上に、金田さんに吉沢さんが接近し…

 

 

「日向さんの優しさは心からのモノだからこそ野郎達が惹かれるのか?それともその優しさは何人もの野郎を咥え込んでも満足出来ぬ不満の裏返し=野郎を引っ掛ける為の武器なのか?」鑑賞中そんな事を考えていましたが、俺は前者の様に感じます。何故かと言えば河原さんの葬儀の酒席は一見「寝ずの晩」の様に見えるものの実態は通常の宴会そのもので、それに対し激怒した日向さんの姿勢は「例えろくでなしではあっても愛していた亭主を侮辱された怒りと、実兄の日常を非難しながらも血筋は争えぬ金田さんの心情を考慮しての行動」と受け止められますし、その優しさは吉沢さんにも向けられた上に、結末で金田さんを取られても恨み辛みを言うどころかケロッと忘れたかの様に後を引いてはいないから。そして、三人組に輪姦されようとも海女仲間からの虐待を受けようとも周囲から偏見されようとも「同情されて破滅するのではなく、孤独であっても生き抜くと云う心の強さ」があり、その点では些細な物事で簡単に弱気になりがちな多くの現代人に生き方を教えている側面をも感じます。眠気と格闘しながら打ち込みましたが、どうも纏まりの無い文面となってしまった気もしますが何卒ご容赦を…