ドラマ部も手抜かり無し!東映教育映像部「大岡越前のお年寄りの交通安全」9月時代劇専門chで放映 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんばんは。

 

 

昨日は記事を打ち込み後即就寝し目覚めたら19時を廻っていました。猛暑続きが普段よりも疲労感を高めているのは明らかですし飲酒をせずともきちんと寝られているのもその証拠…今日も部屋に留まり涼しい中で体力の回復に努めます。

 

 

さて、毎年恒例の「秋の全国交通安全運動」今年も恐らく来月下旬に実施されるかと思いますが、それに合わせて時代劇専門chでは人気時代劇ドラマを生かした交通安全啓蒙作品が来月・再来月に放映されます。昨年を含め有料波の東映chでは何度か放映、そして「東映時代劇YouTube」での配信実績もありますが、それでも中々お目にかかれない貴重な作品。9/23(土)21:00からは以前当ブログでも紹介した「水戸黄門のお年寄りの交通安全」が放映されますが…

 

 

 

9/30(土)21:00からは此方の作品が放映されます。

 

 

「大岡越前のお年寄りの交通安全」平成11年制作・吉田和義脚本・井上泰治監督・東映太秦映像/C.A.L制作協力・東映教育映像部制作。ソフト化状況は不明です。

 

 

 

 

「ナショナル劇場」はJNN系列の看板番組であった上に松下電器産業グループ(現・パナソニックグループ)代表で創立者の松下幸之助が「日頃のご愛顧の感謝を何かでお返ししたい」との意思から始まったとの話を何処かで見聞きしましたし、この姿勢の為なのか俺の居住地の秋田県の様にJNN系列が無い地域に於いてもスポンサー付きで時差ネットされていました(因みに秋田県内では毎週日曜日の22:30からでした)。「偉大なるマンネリ」と言われながらもそれが生み出す大船に乗った安心感と諸国漫遊記として全国各地に居住する方々を満足させるかの如く津々浦々の地域を舞台とした物語を提供したのが「水戸黄門」ならば、創作も史実に基づく物語も質と娯楽性を高い次元で見事に融合させ名エピソードの宝庫となっているのが「大岡越前」となるだろうか…

 
 
当作品は警察署内で行われる年配者向けの交通安全教育開始前に「大岡越前」の再放送を見せていたものの講習開始時間となった為講師がテレビを消すと「まだ全員揃っていない」との理由から参加者が「何時もはこの時間自宅で「大岡越前」を見ているのだから…」と騒ぎ出し、講習対象者が全員揃う迄との条件で再びテレビを点けます。その際講師は「江戸時代にも交通事故は多く発生していたのですよ」と放つと、その日の物語の内容も交通安全に関する内容で…
 
 
「大岡越前」の本篇に関しては正味20分程度と短尺です。従って要所のみを繋いだ様相ではありますが「大岡越前」の美点は一つも損なわれる事無く大岡裁きに到達していますし、交通安全に関しても基本と危険予知を教えながらも「周囲に対する思いやりが自らの身を危険から守る事にも繋がる」と、机上の論理のみでは絶対に引き出されることでは無いだろう言葉で交通安全の大切さを教えてくれています。又、題目には「お年寄り」とありますが「若年層や俺を含めた運転者側にも年配者の特徴的な行動の傾向を教え、危険予知を促しながら運転者側にも思いやりを持って貰えれば更に事故は減少する事実」を訴えています。娯楽を知り尽くした関係者が教育映像作品を制作すると、鑑賞者側が素直に事を受け入れてくれる作品が完成する事実も感じられる隠れた名画!