皆様、こんにちは。
昨日の20時に勤務を終え、来週火曜日11時の勤務開始時迄の休みです。今日は夕方から3回目の新型コロナウイルスワクチン接種です。全国的に3回目の接種率は1.2回目の接種に比べると低いと言われてはいますが、現在の勤務先に関しては俺は寧ろ遅い方かつ接種率も伝え入ってくる話を聞く限りほぼ100%。アルコールの使用徹底や不織布マスク以外の使用は認められない等々、意識も高ければ感染対策もしっかりとしている為安心して働けます。悪友や元同僚等々の話を聞いていると、接種率が低かったり上辺だけの感染対策に留まっている組織が案外多い事に気付かされます。そして何時かは遣る輩が出るかと思っていましたが遂に出た「プーチンの藁人形」!不法行為ではありますがウクライナの惨状の悲惨さや世界情勢の劇的変化に加え我々の生活、特に出費に多大な影響が出ていますから情状酌量の余地はあるでしょうね。又、来月は参議院選挙…世界中の憲法条文の中でも最低最悪と言っても過言では無い悪法・第9条の現条文を全面削除・抜本改正と関連法案の整備を一刻でも早く進められる選挙結果となる事を切に望みます。これが普通の国となる第一歩。
さて本日は此方の作品を…
「残虐女刑史」昭和51年1月公開・山田勉脚本・山本晋也監督・新東宝映画興業企画･新東宝映画制作。
DVD化作品でDMM.com/ビデオマーケット内に於いて有料動画配信が行われています。尚、当作品はGYAO!内に於いて6/24（金）23:59迄無料動画配信が行われています。
「家系と肩書の保持の為に自らの殺人と女房の不倫を隠す為に女中を葬る」「花嫁の純血を名主が確認後花婿との初夜を認める集落のしきたりへの反旗」「女の情念を浮世絵に宿す事に執念を燃やす絵師の過激さを止めようとして現モデルからの返り討ちに遭う元モデル」「お家騒動に巻き込まれた姫君とそれを守るくノ一」「相思相愛の名家の勘当息子と女郎の足抜けの顛末」を僅か1時間の枠内で納めたオムニバスピンク映画。
この様な構成である以上、余計な肉付けは徹底排除する必要に迫られますが「残虐さが際立つ中での良い副産物として、葬られる側と一部の足蹴にされた男達の情念や人間らしさが非常に強いメッセージ性を持っている」。例えば「集落のしきたりの物語」では花婿が花嫁の局部を清めようとして塩と辛子で悶絶させ最後には行き過ぎで殺害に至りますが、時代設定が戦前期である事に加え不貞行為をしきたりとして黙認されていた事に対し自らを犠牲にして問題提起した様にも感じますし「足抜けの物語」の結末は先の物語の残虐さを幾分は洗い流す「お互いの汚点をこの世の名残とばかりに洗い流してあの世で清貧の如く添え遂げようと云う決意の接吻」にも見える。因みに他の三話「家系と肩書」は全く救いが無く「浮世絵」は聾唖のモデルを救おうとしたものの精魂浮世絵師に調教されていた事を察知出来ずに墓穴を掘り「お家騒動」は姫君を守り切れなかったくノ一は無念の絶命となっていますが、世の不条理に巻き込まれ最期を迎える女達の怨念が強調される物語。尚、俺が出演者の中で顔が解ったのは「浮世絵」の谷ナオミだけでしたが、面白かったので役者名が不明でも全く関係ありませんでした。
徹底した大馬鹿作品を得意とする山本監督ではありますが一方で「当作品の様な真っ暗闇の中で進行し描かれる人間の情念･怨念を全面に漂わせた作品を手掛けても第一級の娯楽監督」。現代の男性が起こす性犯罪は市井に氾濫する男性視点本意のAV作品の影響が大きいともいわれていますし、俺は過去に年増のトルコ嬢に「AVの行為やトレンディドラマで描かれる恋愛が普通と思ったら大間違い!野郎は身銭を切ってでもトルコ風呂で女性の扱い方を知り映像作品で描かれる様な恋愛は理想･夢物語として作られた虚像の世界と知るべき」と幸運にも教えて貰った事があります。それを元にして考えると「ポルノ映画･ピンク映画はその年増のトルコ嬢が教えてくれた現実を或る程度知らしめる効果がある、女性の扱い及び恋愛、更には人間の心の闇を教えてくれる教育映画の一面もあるのでは?」と…現代では映画館自体が衰退の一途を辿っているのは残念ですが、逆に自ら鑑賞・購入・借受に出向かなくても有料動画配信・有料波視聴、そしてGYAO!の様に期間限定の無料配信で鑑賞が可能であったりとこの類の作品に触れやすくなっているのも事実。男女を問わず是非共一人でも多くの若年層がポルノ映画･ピンク映画に目を向けて貰えればと願います。
最後に、GYAO!では此方も傑作「団地妻・迷い猫」のR15+版が6/22（木）00:00～7/21（木）23:59迄無料動画配信されます。新聞記者役の平泉成が殺人を犯した主婦の話を聞きながら進んでいく物語…お薦めです!
