書籍「昭和アイドル映画の時代」+松竹「しあわせの一番星」浅田美代子/西城秀樹/山形勲 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。

 

 

休み二日目ですが、この記事を打ち込み後投票に行きます。憲法9条・自衛隊法等々の改正を行い一刻でも早く名実共に国民と罪無き人々を脅威から守る普通の国となる事を願って…この堕落した状況を思うと、何れは一年程度の兵役義務を課す方向も考えるべきだと思います。これには反対する方々が大多数である事は承知ですが、これを施行したからと云って軍国主義・帝国主義となる事は無いでしょう。寧ろ国力が上がり、日本人の美徳である団結心・義侠心等々を取り戻し、我々の日常生活がより良くなる効果をも期待出来ると考えます。

 

 

 

さて、昨日ですがこんな書籍を見つけ購入しました。半年程前に発刊されていた様ですが気付きもしなかった…

 

 

 

 

昭和30年代前半から昭和63年迄、男性は中村錦之助・石原裕次郎等々から加山雄三や西城秀樹等々を経て仲村トオル迄、女性は吉永小百合から内藤洋子・山口百恵等々を経て後藤久美子迄満遍無く網羅されています。俺の好みは時代劇や任侠映画・ポルノ映画等々明らかにボンクラ野郎の方向性ですが、時には作品の優劣を抜きにして何も考えず好きな俳優達の若年期や最も輝いていた時期の女性アイドルの姿も観たくなるもの(特に有料波・有料動画配信・YouTube等々で未だに一番好きなアイドル経験者である南野陽子が在れば見入ってしまう程)。更にその中から意外な良作・佳作が見つかる事も在りこれはこれで楽しいものです。

 

 

そしてこれを読んでいて、記述は僅かではあったものの、数年前に衛星劇場で放映された浅田美代子・西城秀樹・山形勲が共演したこの作品が中々良かったなぁと思い出したのが…

 

 

 

「しあわせの一番星」昭和49年7月30日公開・石森史郎脚本・山根成之監督・松竹制作。

 

 

DVD化作品でU-NEXT内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

「一番星」と題目に付いてはいても菅原文太が出て来なければデコトラ「一番星号」及び「一番星ブルース」も出ては来ません!当然ですが「下品な!」と言い放つ様な場面も台詞も…その代わり劇中で浅田美代子が代表曲かつ気持ちが優しくなれる名曲「赤い風船」を歌唱しています。

 

 

山梨から単身上京し、元・刑事の頑固親父である山形勲の元で家政婦として働く「西城秀樹のファン」浅田美代子がガタさんの愛娘の篠ひろ子(当時は篠ヒロ子)や下宿人のジャネット八田の赤い糸を結ぶ切欠を作ったり、頑固一徹のガタさんの頬と心を緩ませ、家を出てしまったひろ子さんとの関係修復に一役買ったりと大活躍する物語。因みに秀樹さんは「西城秀樹としてのコンサート姿」「秀樹さんと瓜二つの洗濯屋の若衆」の二役。

 

 

「可愛い子には旅をさせろとは、少々拡大解釈ではあるものの当作品の浅田さんの様な事を言うのかなぁ…」とも考えさせられますし「野郎は年齢を問わず、性的魅力とは別の観点で可愛い女性と美人が大好きな生き物である」と云う事実をガタさんを中心に証明しているしなぁ…そして「ガタさんと八田さんの心情変化と一念奮起」は当作品内の人間ドラマとしては見所となります。又「新御三家」の中では秀樹さんが芝居能力では一歩抜きん出ていた感を抱きます。

 

 

予定調和ですので先の方向性は大方想像が付いてしまうものの、余りに複雑怪奇な物語を構築してしまったり、やたらと通称「ネタバレ」を嫌悪する方々が急増する現代に対して「当作の様な予定調和・単純明快な物語にはその良さが在る。尚、この類の物語を万人向けにきちんと作り上げる事の方が遙かに難しいのですよ」と教えてくれるかの様な趣。更に昭和期の名優は格下の若手に対して真摯な姿勢で胸を貸しており、また若手もその胸を下手な芝居と言われようが自身の持てる力を最高以上に振り切って借り一所懸命にぶつかっている姿が現代には無い良さ!現代でも「名バイプレーヤー」と評される方々は居られますが昭和の全盛期を知る役者と比べれば子供みたいなものですしアイドル陣に代表される若手に関してもお遊戯会の延長かとしか思えぬ芝居しか見せられない…社会全体が緩やかさを良しとする状況になった影響も大きいのでしょうがそれを飛び越して「公私混同の仲良しクラブ化」が若手を育てる場の映像作品現場にも波及してしまった事がつまらず真摯さをも感じさせない作品を粗製濫造させる結果となったのだと…その様な観点からも「昭和期のアイドル映画(又はアイドルドラマ)」は見直されるべき、かつ現場に何かを与えてくれる存在」だと思います。

 

 

 

因みに昨日は此方も同時に購入。

 

 

 

 

最近は昭和シェル石油との経営統合で業界及び経済ニュースを賑わせましたが、出光興産創業者の出光佐三・トヨタ自動車創業者の豊田佐吉・松下電器産業創業者の松下幸之助が俺の中では「優れた三大起業家」だと思っています。特に出光佐三は社員に限らず関連会社や取引先の家族に至る迄「出光の家族」と云う見方で、大企業としては珍しい風通しの良さと家族の様な絆が誇りであったと見聞きした記憶も在ります。因みに長年非上場企業であった事を知ったのは数年前でした。

 

 

そしてナンノさんのCDは今迄所持していたCDの傷が酷くなり音飛びもかなり発生する為に再購入!