「まむしの兄弟」は二組居る?東映京都「まむしの兄弟・傷害恐喝十八犯」来月東映chで放映 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんばんは。

 

 

今朝の7時に勤務を終え、木曜8時の始業時迄の73時間休み中です。

 

 

先程迄強い降雨に見舞われていた秋田市内です。朝から雲が厚かった為、洗車をしませんでしたが正解でした。

 

 

 

さて…来月は「健さん・文太さんお二人の三回忌」を迎えますが、東映chでは11月/12月に視聴者投票で選ばれた作品群に「全ての放映波に於いて初登場」「東宝配給」の作品を含め「健さん・文太さんの主演作品」が合計20作品放映される予定になっています。

 

 

 

※東映ch「メモリアル特別企画【もう一度観たい!マイベスト高倉健×菅原文太】」の総合案内は此方から

 

 

 

その中から、本日は簡単に…

 

 

 

「まむしの兄弟・傷害恐喝十八犯」(「まむしの兄弟シリーズ」第四弾)昭和47年8月25日公開。斯波道男原案・佐治乾/蘇武道夫の共同脚本・中島村長監督・東映京都製作。

 

 

VHS/DVD化作品で、DMM.com/U-NEXT/GYAOストア内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

当作品は東映chに於いて、11/7(月)20:00~22:00・11/20(日)20:30~22:30・11/28(月)24:00~26:00の三回放映される予定です。(字幕付き放映)

 

 

 

※東映chの作品案内・放映日時案内は此方から

 

 

 

併映作品は、我々「東映ファン・野郎作品ファン」にとって永遠のアイドルでもある梶さん主演の大ヒットシリーズ第一弾!伊藤俊也監督が東映東京で手がけた「女囚701号・さそり」!

 

 

 

 

 

 

 

 

調べる度に感じるのですが、昭和30年代後半から昭和50年代半ば迄の「東映劇場公開作品群の番組構成」は「全国全ての上映館が足並みを揃えられた」訳ではない様ですが)東映ファンやこの種の作品群が好きな者にとっては「涎モノの構成」が非常に多く魅力的!

 

 

実際「その組み合わせを自室で再現=優れた構成に納得・満足」する事も非常に多いです。

 

 

「足並みを揃えられなかった・揃えなかった上映館の構成」も非常に興味が有り知りたいのですが…新聞の縮刷版等々を「目を凝らして見る」以外に手は無さそうです。しかし「製作・配給会社に囚われない自由な構成=現在の「名画座」の様な、更に魅力を増した番組構成」が存在していた可能性も有るので是非調べてみたいものです。

 

 

 

何時もの様に文太さんの出所を出迎えた川地さんでしたが…文太さんに目隠しをさせ「女エノケン」武智豊子を抱かせようとしたら「絶対に外すな!と云う言葉を無視して目隠しを外した文太さん」が白目で失神したり、怪しい霊媒師の所に出向いて「文太さんの幼少期の思い出=母親の姿」を幻想させたり…

 

 

そうこうしている内に二人は新開地から大津へ…

 

 

文太さんは「自慢のアレ」が役に立たなくなってしまっただけではなく…何と!「まむしの兄弟」を名乗る老人(殿さん・北村の英さん)が居た!

 

 

しかも「二つのまむしの兄弟」が居座った場所は…行く場所が無く生きていく為に止むを得ず「その地を不法に利用し、飲食店や女郎屋で生計を立てているが心が暖かい人間達の住む街」。(ゆりちゃん・女屋さんは当作では「この地で初めて出逢い(但し切掛は「乗り逃げ」!文太さん/川地さんを居候させた設定」になっています。他に汐さん等々)

 

 

果たして「先輩格のまむしの兄弟」は…立ち退き料を目的に居座っているのか?

 

 

その鍵を握っているのは「ドヤ街に咲いた可憐な花」飲み屋の店主・北林早苗。

 

 

そこへ、土地の取得を目指す「悪党軍団」(敏さん・京さん・エンタツさん・スガカン等々。手下は志賀ちゃん等々)が登場し、更に「悪党軍団に兄を殺され、復讐の機会を狙う一匹狼の狂犬」恒さんが加わり…ですから「周囲を固める悪党・狂犬の顔触れ」にも手抜かりが無く、全般の内容から見ても「相当な腹黒ぶり・暴れっぷり」が堪能出来ます)

 

 

果たして、結末は?

 

 

 

 

 

 

 

「おかぁや~ん…」「(モノが使えず壁に頭をぶつけながら)あっか~ん…」と「文太さんの母親への思いと情けない姿」をシリーズ内で最も堪能出来るのは当作!

 

 

「美人で屁もこかなかった」と自慢していたのが終盤には「屁を漕いだかもしれんが、それでもええねん!」と変わる切掛は何だったのか…その辺りも「作品を楽しむ上で重要な鍵」となります。

 

 

かと思えば…殴り込みの際先ずは電話。何処へ掛けたのかと思いきや消防署!

 

 

「怪我人や!えっ、誰やて?これから出るのや!」と血気盛んだったのは良かったのですが…元ボクサーの志賀ちゃんに叩きのめされ自ら「病院送り」となる演出の面白さも単純明快で素晴らしい!

 

 

 

仄仄とした「明るさ・楽しさ・面白さ」の中に潜んでいる「殿さんが切り出せない早苗さんとの絆と思い。それを見守りながら文太さん達に引けを一切取らない兄弟の姿を魅せるお二人の芝居」も相当なものだと感じました。

 

 

 

他の出演者は…唐沢民賢・誠直也・高宮敬二・八木孝子・国一太郎・西田良・谷村昌彦・丸平峰子・白川浩二郎等々です。

 

 

 

 

 

 

●追記

 

 

10/13(木)20:00~22:00に放映される、ソクブン監督が手がけられた「パンツの穴」ですが…「糞尿ネタを扱わせたらソクブン監督が最右翼!」と思わせる傑作です!

 

 

 

 

 

 

 

加えて来月は「伊賀野カバ丸」も放映予定!此方もソクブン監督です!

 

 

 

そして来月から半年間、東映chでは「にっかつロマンポルノ45周年【東映チャンネル的ロマンポルノ傑作選】」と題した企画が始まります。

 

 

「東映に縁の有る監督陣が手掛けたロマンポルノを放映」本来は日活系のchNECOが積極的に手掛けても良さそうなのですが…因みにchNECOでは企画自体されていない様子です。日活系なのに何故だろう…「最も積極的に放映して頂きたい放送局なのだから」と長年願ってはいるのですが、重い腰を中々上げません。

 

 

「企画・放映をしたくても出来ない事情や出来たとしても乗り越えるべき壁が高い」のかもしれません。

 

 

「45周年であれば遣るだろう」と考えていたら、その通りになりましたが、chNECOではなく東映chが放映するとは考えてもいませんでした。

 

 

 

その第一弾が、文太さんが「星桃次郎」そのままで友情出演をされた(但し車両は「一番星号」ではなく「いすゞ大型トラック・通称「ニューパワーV10」の箱車」に鮫を描いただけのトラックでした)ソクブン監督演出「堕靡泥の星・美少女狩り」(R15+版)が、11/17(木)25:30~27:30・11/23(水)25:00~27:00・11/30(水)25:30~27:30の三回放映されます。(HD放映)

 

 

此方もお見逃しなく!傑作です!