石井センセイ・安藤組長が再び顔を合わせた!東映京都「現代任侠史」健さん主演 | 東映バカの部屋

東映バカの部屋

東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんにちは。


午前中から降雨、しかも日中で部屋温度が15度という肌寒さの秋田市内です。



本日は昼過ぎから…俺の年に二回の「お楽しみ」である「女遊び」をしてきました。


本当は文太さん演じた
桃さんの様に「頻繁に呼びたい!」のですが…破産してしまいますので…


しかし「トルコ故郷」の「テル美」(第一弾~第三弾・第五弾・第六弾→叶優子/第九弾→亜湖。余談ですが第八弾でもテル美役としてクレジットにも出ましたし徳間書店刊行の「トラック野郎・浪漫アルバム」内にはその場面の写真も有りますが、本編では編集削除されています。「編集削除ではなく、完成後に誰かが勝手に尺を詰めたのでは…確かにあの場面は入れた」とソクブン監督は仰られていましたが真相は「闇の中」です。「トルコで文太さんと亜湖さんが鍋を囲む→食中毒の為一番星號の仮眠ベッドの上で横になっている所をジョナサンの娘に発見され運ばれる」となる流れだった模様)と同様「毎度呼ぶ女」は決まっています!


だから出逢いと流れは「桃次郎状態」にかなり近いのでは?と俺は思っていますし(自分で書くのも何ですが…)気に入っています!


しかし…最近の「連れ込み旅館」「電動マッサージ機」を部屋に常備して無料で使える所も有るんですよねぇ…今日迄知りませんでした…


「恐怖女子高校・暴行リンチ教室」でネコさんが演じた国会議員兼学校法人理事長が「可笑しな歌」を口ずさみながら「電動マッサージ機で爛々と遊ぶ場面」を再現したかったのですが…


その女は余りにも「ツボ」が敏感である為、使用を嫌がるので出来ませんでした…ハイ…


「あの歌」
歌えるだけに残念…


たまに浮気してみようかなぁ…
「それが再現出来る女」を求めて…



今月の記事更新についてですが…


「健さん・文太さんが出演された作品」
に限定して紹介させて頂きます。



本日は、昨日記事化した「網走番外地・吹雪の斗争」「一悶着」を起こした石井センセイと安藤組長が再び顔を合わせた作品です。


「実録ヤクザ映画」「女番長映画」「空手等々のアクション映画」全盛期に製作された、健さんが主演を務めた「現代任侠映画」で、題目もズバリ!



「現代任侠史」
昭和48年10月27日公開。橋本忍脚本・石井センセイ監督・東映京都製作。


VHS/DVD化作品でDMM.com内で有料動画配信が行われています。







※KINENOTEの作品案内は此方から




当作品は健さんと梶さんが初めて顔を合わせた作品でもあります。








健さんは以前、或る組織の最高幹部でしたが、母親の死が切っ掛けとなって「ヤクザ渡世」から身を引き、銀座で寿司屋を経営していました。


この「寿司屋」…


職人である邦衛さんの「唾」が飛び散り、更に南ちゃんの宝物である「猥褻雑誌」が散乱!


更に馴染みの客全員で競馬中継を楽しんでいるという「異様な雰囲気を醸し出している寿司屋」!


常連客には「芸者に大盤振る舞いはするものの、財布の中を気にして自分はタコしか頼まない」女貧乏の仁鶴師匠(KINENOTE内では寛美師匠となっていますが何らかの事情で交代となったのかな?)を始め「曲者揃い」!



そこに雑誌社の編集部員であった梶さんが単身訪れます!


「危うし梶さん!唾のシャワーを浴びせられながら南ちゃんに上から下から、更に横から突かれるのか!」
又は「女の股下には気を付けなよ!」と言いながら邦衛さん・南ちゃんを葬るのか!


…と思いましたが、そんな心配はする必要が有りませんでした…


健さんが南方で戦死した実父の遺品である銘刀が米国で保管されていた事が解り、健さんが渡米をしてそれを持ち帰国した事で
「時の人」となっていた為に取材に訪れたのです。


「刀の美しさ」と「健さんの男気」に惚れた梶さんは急接近!


「元極道」という肩書を持つ健さんとの交際をよく思わなかった両親をやっとの思いで説得し、二人は婚約。


しかし暫く経った或る日…健さんは
「結婚の日取りを延期して欲しい」と申し出るのです。


健さんの引退によって組を受け継いだ先代組長の実子(郷さん)が
「東京の敵対組織と大阪の大組織、更に政界の黒幕が組んでうちの組の縄張を乗っ取ろうとしている」と相談を持ち掛けて来た為、それに手を貸す事になったのです。


「事故に見せかけた幹部夫婦(夏ちゃん・中村英子)の壮絶死」等々も有りましたが、健さんと「健さんの弟分」の一人で郷さんに従う幹部(成田のミッキー)、そして郷さんの側で「物事」を考えてくれた大阪側の組織の幹部(安藤組長)の尽力で「手打ち式」の準備迄整える事が出来ました。


健さんと梶さんも無事、結婚出来る事になりましたが…その想いは無残にもひっくり返ってしまいます…



昨日も書きましたが、この時再び顔を合わせる事となった石井センセイと安藤組長。


しかし「過去の遺恨」は何処へやら…何事も無く無事撮影を終えた模様です。


お二人共に「紳士だった」となりますか…又は「遣るだけ遣り合ったから寧ろ気心が知れた」のかなぁ…(組長は「別にどうってことは無かったよ、お互い仕事だから」と仰られています)


組長は「脚本が橋本忍であれば、どれだけ面白い本(脚本)が出来て来るのか…と期待したがつまらなかった。「描き方が古い」というのか、この世界について知らない事も有るのだろう。どの場面だったかは忘れたが「これは違うだろう」と言った事も有ったな」と「映画俳優・安藤昇」の中でお話されています。



確かに「全体を通して鑑賞した感想」は「可も無く不可も無く…普通に鑑賞出来る作品」ですので記憶には残り難い作品ではあります。


しかし、先述した「寿司屋の雰囲気と職人・常連客達」が「一服の清涼済かつ、一時の勢いではないものの「石井センセイの持ち味」を幾分生かした演出である事」「「さそりシリーズ」の松島ナミ役で凄味を見せていた梶さんが当作で「結婚適齢期の普通の女性の姿」を全く違う持ち味で颯爽と演じ切った事(テレビドラマでは「同棲時代」等々「陽の芝居」も数多く演じられた入ました)」「劇場公開作品では当作が唯一かと思われる(もし間違いが有りましたなら御容赦下さい)健さんと成田のミッキーの共演」「黒幕を演じた辰巳の御大の観客を存分に満足させる重鎮らしさ溢れる悪党ぶり」「(これは杉作先生のお言葉です)タコしか頼まないケチな仁鶴師匠が観客の共感を生む」等々、部分部分での見所は結構有る上見易い事は事実。



寧ろ「健さん入門編」としては「強くお薦めしたい」一作品です。



他の出演者は…小池の朝さん・内田の朝さん・今井の健さん・彰さん・三益のおっかさん・成瀬さん・拓ボン・北村の英さん等々です。