昭和の東映刑事ドラマ・3人の「たちばな刑事」渡辺文雄・若林豪・本郷功次郎 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんばんは。

今朝8時の夜勤明けから火曜8時の始業迄の72時間の休みです。

因みに今年の年末年始は通常時の休みが自然と繋がる上、製造量の絡みから10連休以上になる可能性が…

休日出勤の要請が有れば出ますが…

この期間が含まれる毎年2月は他の月より支給額ががた落ちなので…(固定日給に時間外、交通費加算の為)


今日の秋田市内は雪、今年一番の冷え込みです。

雪が積もったのも去年より早いかも。

眠くてビール飲んで就寝、一時間程前に起床しました。


さて、今回は最近CS放送で昭和に製作された東映刑事ドラマを見ていて気付いた事。


製作会社が同じだとこんな事も有るのでしょうね。


同時期に「たちばな刑事」が3番組に出ていた事。


登場順に…


「非情のライセンス」(休止期間を含め昭和48年~55年。全3シリーズ)。

渡辺文雄の「橘刑事」(写真は第3シリーズ)。

天知茂他の部署と対立しながらもお互いを認め合い、表に現さない気遣いや優しさが大きな魅力。



「Gメン75」~「Gメン82」(切り替え期間を含め昭和50年~58年。82については他社製作・東映は製作協力)。

若林豪の「立花刑事」(Gメン75放映時途中加入)。

写真はGメン82より。

丹波の右腕かつ若手の纏め役。

冷静さと熱血漢を兼ね備えた魅力が有る。



「特捜最前線」(昭和52年~62年)。

本郷功次郎の「橘刑事」(途中加入)。

全てに於いて経験豊富な「男ヤモメ刑事」で二谷の右腕。

冷静ながら怒りや悲しみを率直に出す姿が人間らしく大きな魅力。



芝居は三者三様。

俺は三人共重厚で其々の個性を持っていたので順番は付けられない位好きな役柄。


もし人気投票なんか遣ったら…どうなうか…

予想は若林・本郷が拮抗。

レギュラーながら登場場面が少ない(未出演の回も多い)渡辺、少々不利か…


放送キー局は違えど製作は全て東映テレビの東京製作所。

しかも昭和55年下半期は3番組共放映していたし…


更に言うなら「非情」「特捜」は製作スタッフも兼務されていた方々が多いとか…


今回これらを見る機会に恵まれ見ていますが…

感じるのはやはり東映の「演出の深さ・雰囲気の良さ・仕上げの上手さ」。

それを同時期に三者三様に作り別け、そのどれもが今では名作の評価。


石原プロ製作作品は「アクション主体の傑作刑事ドラマ」(此方も大好き)の為に他作品との単純比較は難しいですが(大都会パートⅠはかなりの傑作)…

少なくとも東宝テレビ「太陽にほえろ」「俺たちの勲章」(東宝の演出は好きではない)松竹テレビ「大空港」(鶴田のおやっさん、邦衛さん等が出ているので好き)等々より遥かに出来は上、が俺の評価です。


今は「相棒」はまだ見られますが面白みはこれ等に比べると今一つ(同じ時間帯なら「はぐれ刑事純情派」「はみだし刑事純情系」の方がずっと好き)。

「踊る大捜査線」は名役者・いかりや長介を起用しながらその良さを殺し、重厚な人間ドラマを否定するかの内容で若者だけがただじゃれ合うただの「警察ドラマ」なので評価していないし…


やはり、この時代の「刑事ドラマ」はずっと面白く、熱くなれます。


現在CS・ファミリー劇場にて「非情のライセンス」(毎週木曜21時~、2話連続。12/13最終放送)
、「Gメン82」(12月の毎週日曜01時~、各回5~6話)放送中。

又CS・東映chにて「特捜最前線」スペシャル(12/22・16時~)とベストセレクション(12/22・12時~)放映予定。