安藤昇出演作品は名作多数!堅気がやくざから学ぶ事も数多し!特に軟弱野郎は見ろ! | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、こんばんは。

今日は日勤・夜勤切り替えの中休み。

明日20時からの勤務の為、夜更かしになります。


秋田市内は日中は暖かかったものの、夜になり風が強く、冷たくなり、雪も降っています。


実は俺、この中休みの夜更かし、結構好きです。


今晩はこの方。


俳優で元安藤組組長・安藤昇。


安藤さんも大好きなんですよ。


此方の写真は「関東テキヤ一家・浅草(えんこ)の代紋」(昭和46年・東映京都)で珍しく堅気(元テキヤ)を演じた際のものです。


元々は安藤組を率い、乗っ取り屋だった横井英樹(ホテルニュージャパン社長)を襲撃し、逃亡の末逮捕された経歴を持ちます。

この経緯は「実録安藤組・襲撃篇」(昭和48年・東映東京)と「安藤昇のわが逃亡とSEX(セックス)の記録」(昭和51年・東映東京。成人指定作品)で描かれています。


様々な意見は有るかとは思いますが、この経緯を知れば(著作や対談等を読む限り)横井は狙われても何らおかしくは無い事を続けたきた人物ですから俺は安藤さんを支持します。


出所後、松竹を皮切りに東映・日活・東宝(製作は東京映画・勝プロ・唐十郎)と各社に出演されています。


「男の顔は履歴書」(昭和41年・松竹。文ちゃん・藤岡弘・伊丹十三等と共演)「やくざ非情史・血の決着」(昭和45年・日活)等もいいんですが…


やはり東映カラーが良く似合っていましたね。


助演として出演した「日本暴力団・組長」(昭和44年・東映東京)での哀愁有る殺し屋や「まむしの兄弟・お礼参り」(昭和46年・東映京都)で見せる貫禄十分ながら道を究めた本筋のやくざも良かった。


でも、「実録安藤組」シリーズを別格の扱いとして考えると、俺が好きなのは…(安藤さんの作品はみんな好きですが…特に)


「侠客道」(昭和42年・東映東京。天知茂と共演)では中盤以降で亡き親分の意思で解散した元若頭の苦悩を。

「日本暗黒史・血の抗争」(昭和42年・東映東京。山城新伍・伴淳三郎と共演)では怖いもの知らずの武闘派の組長。

「実録・私設銀座警察」(昭和48年・東映東京。渡瀬恒彦と共演)は言葉には中々表せない、物凄い面白さ!

「銀座警察」と似ている「組織暴力・兄弟盃」(昭和44年・東映東京。文ちゃんと共演)もお薦め。


生の暴力を実際体験された方の芝居は、やはりふた味以上違います。

目が素晴らしいし、台詞の重みや敵に立ち向かう姿がもうたまりません。


もしレンタル等で見つけたなら、この迫力を是非多くの方々に見て頂き、本物に近い男の世界を知って貰いたいモンです。

特に軟弱な野郎には何かを感じとって、明日からの仕事にでも役立てて欲しい。

堅気がやくざの生き様から学ぶべきものも沢山有りますよ。