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732002 ナんでも相談室

店舗に関する設備等の相談室

お店造りでイニシャルコストを占める割合が案外高い空調。

今回はそんな空調の簡易な負荷計算をお教えします。

まずお店の㎡数を調べます。そして㎡に㎡当たりの負荷を選定して乗算します。

そしてその負荷に対して2500で割ります。これだけでエアコンの馬力数がでます。


具体例としてオフィスの場合、20坪=66㎡に対して㎡当たりの負荷が150kcalとすると

66×150=9900kcal ÷2500=3.96≒4馬力


ただあくまでも簡易な目安ですので環境によって大きく異なります。(日差しの強い窓に面してる等)


㎡当たりの負荷

オフィス・・・150~250kcal

喫茶店・・・200~300kcal

焼肉店、中華料理店・・・500~800kal


店舗形態によって負荷が違う理由は熱源と気密性にあります。

熱源のない倉庫の場合でも外気が良く入るところは当然負荷が増えますしどれだけ馬力の大きいエアコンを

入れたところでも効かない場合が多々あります。(暖かいもしくは冷たい空気が止め処も無く侵入するので)

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飲食店で欠かせない火元に必要なフードの必要換気量についてお話します。


フードを設置する上でなるべくコストを抑えるには壁際に火元を置いてその上にフードを設置できるのが一番理想的と言えます。アイランド型の場合はダクトでシロッコファン等で吸い込みが必要なのでコストがめちゃめちゃかかります。ですので一番理想的なのは壁面にフードを設置して有圧換気扇を取り付けるがコスト削減のポイントだと思います。


フードの必要換気量の求め方は必要風量Q(m3/min)=A・VF・60またはQ(m3/min)=2H・L・Vx・60
VF:面風速(m/s) Vx:捕集風速(m/s) A=a×b(
m2) L=2(a+b)(m)

要は面風速、フード内をどれくらいの速さで風が抜けていくかに対してのフードの幅×奥行きが重要な訳で、フードが大きければ大きい程必要風量が比例するのでファンの大きさも比例していくわけです。


一番効率的でコスト削減できる方法はフードを出来るだけ小さくかつ分割して有圧換気扇を増やす方法かと思われます。


フードの面風速の基準値はVF=0.9~1.2m/s(四周開放) =0.8~1.1m/s(三辺開放) =0.7~1.0m/s(二辺開放) =0.5~0.8m/s(一辺開放)となってますが面風速が大きいと異音の発生の原因となるので微妙なバランスが必要と言えます。


必要換気量で良く囚われすぎるのが排気ですが効率良く換気を行うのに不可欠なのが給気です。

一番安上がりなのは自然給気ですが効率を追求すると強制給気に頼らざるを得ません。

ただコストがものすごくかかってしまうのが難点です。(ダクト工事、給気用のファンが不可欠)


計算上は以上の事を考慮して答えを出す事が出来ますが実際は経験上安全率を大きく見た方が無難かと思われます。


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すっかり涼しくなりましたが、まだまだ

店舗、特に飲食店の厨房内の空調は悩みが多いと思われます。


暑いからエアコンを増設すれば良い、又は能力が高い馬力の大きいものに変えてしまえば問題が解消するであろうと考えるのは一概に正解とは言えません。


エアコンの選定はその設置されている場所の負荷に合わせて選定されているはずなのでまずはエアコンの効きが悪くなった原因を考えなければなりません。


①エアコン内部の熱交換器が汚れで目詰まりしてしまい空気の流れが悪くなった場合。

②何らかの原因で冷媒が漏れてしまい能力が極端に落ちてしまった場合。

③真夏の場合は室外機が熱くなりすぎて能力がでない場合も多々あります。

この場合は室外機が日陰になるように、また風通しのよい環境に変えてあげれば良いのですがそれも出来ない場合は室外機の背中側にあるラジエーターのようなアルミでできた熱交換器に直接水をかけてあげれば当面凌げます。


もし当初設置したときに予測した負荷と違う環境になった場合は能力を上げざるをえませんがもしかしたら給排気のバランスが悪い、風の流れが悪いのが原因かも知れません。

換気計画も見直してみると入替費用等は安く抑える事ができ電気代にも影響するかと思われます。

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