生涯にわたる人格形成の基礎は幼児期にある | kentacのブログ

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教育学や幼児教育を学んだ方々にはよく知られているのでしょうが、たまたま紹介されて、手にとった本の題名に書かれた、舌を噛みそうで、読みなれない名前「モンテッソーリ」、どうもすごい幼児教育の研究者であり実践者であった、ということが本を読み進むうちに分かってきました。

今読んでいる本はエリザベト音楽大学の教授、相良敦子先生が書かれた「モンテッソーリ教育を受けた子どもたち」と題した2009年12月に発行された本です。


その序文にテレビ局から取材を受け、アメリカでモンテッソーリ教育を受けた有名人にビル・ゲイツ、アンネ・フランク、ワシントン・ポスト誌の経営者キャサリン・グレアム、アマゾンの創立者ジェフ・ベゾス、グーグルの共同創立者サーゲイ・ブリン、とラリー・ページ、ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズ、その他に、クリントン元大統領夫妻、オバマ大統領もこの教育を受けていたということを聞かされ、日本での有名人はいないかという取材だったようです。

日本でのこの教育の歴史は浅く、まだ有名人として活躍する人がいるかどうかはわかりませんが、700名あまりのこの教育を受けた卒園生の姿を調べているうちに、幼児期に受けた教育の影響が、それぞれの年齢段階で現れているのが見えてきて、まさに「生涯にわたる人格形成の基礎」が、幼児期にできたのだとわかってきたのです。


マリア・モンテッソーリは、子供の中に、今まで知られていたのとは別の子供、それまで、心理学者や教育家にによって研究された子供とは違う誰にも気づかれない子ども、「新しい子ども」がいることに気がついたのです。

その特徴は、
・自分自身を統御することができ
・確信と安定感があり
・正直で、慎重で、どんな悪も犯さないよう気をつける子ども
・品位と正義感に富み、「自発的規律」と「自由における規律」があり
・内的なものや、外的なものへ従順であり
・自由を正しく使う能力や秩序感があり
・「仕事への忍耐」「他人への援助と理解という社会的感情」がある


モンテッソーリはこれは全人類に属する現象であることを確認したうえで、この状態が現れるのに、必ず経なければならないそれ以前の過程があることに気がつきました。それは、子どもが集中して作業をすることだったのです。

雑然とした状態からのその変化は、心の安静と満足となるほどの深い変化として現れるのです。

まさに、”へーーー”の驚きの話です。


そんな大事なことを文科省も認識しているんだから、幼児教育にこそ力をいれ、0歳児から6歳児までの幼児をしっかりと教育する体制を整えなければならないんじゃないでしょうか。

政治家さんしっかりして下さい。日本の将来がかかっているんですよ!