日本ではクリスマスムードは小康状態になってきました。
25日いっぱいでピタッと様変わりするお店もあれば、しばらくは余韻を残しているお店もあります。
そういえば、我が子がまだ小さかった頃は、自宅近くのご近所さんたちの家もきれいなイルミネーションで飾っていたのに、いつの間にか亡くなったなぁって思い出しました。
多分イルミネーションをするお宅って、お子さんが小さかったり、ご近所がやってるから何となく…なんて感じでやってたんでしょうが、震災があったり、計画停電があったり…という自然災害の影響で電気の使い方も見直そうって気持ちになって少しずつやらなくなったのかもしれませんね。
今では、ご近所でイルミネーションを見られるお宅は1軒もありません(玄関先にちょこっと…ってお宅はありますが)。
さて。
クリスマスが終わると、世間は一気に年末に向けて走り出しますね。
昨日、買い物に行くと、店頭にはお正月用の食材が並んでいました(昨日はまだクリスマス当日でしたがケーキとかは一切なかったな)。
我が家は毎年両方の実家に挨拶に行っていたため、自宅でお正月用の料理をしたことがありませんでした。
でも坊ちゃんの実家はもう両親が他界しているし、私の母も他界していますので、そうなってからは実家にお正月挨拶に行くこともなくなりました(私の父はまだいるってのにね(笑))。
んで、ふと思いました。
「私、お正月用の料理の作り方知らないや」って
今ってお店に行けば、しっかり出来上がっているものも売ってますからね。って言っても買ったことはありませんが。
うちは母がとっても料理が上手な人だったので、その料理で育ったせいか、お正月料理のお店に出ているものってどうしても美味しいと感じなくて…
前に、坊っちゃんの実家で出来上がったものを買ってきたお義母さんが、「気分だけでもお正月にできるように買ってみた」って言って出してくれたことがあるんですが、お義母さんには悪いけど「美味しくなかった」(笑)
お義母さんは、いわゆる”日本料理”系を作るのが苦手な人でした。
煮物を作らせれば、具材はすべて荷崩れしちゃうし、お義父さんがおはぎが好きなのに自分では作れないと言ってたし。
私が結婚して、初めて煮物とおはぎを作って行ったら、ふたりとも「美味しい、美味しい」って食べてくれたっけ。
お世辞だったかもしれなかったけど、当時まだ私も20代前半の小娘だったので、お世辞だと気づかず素直に嬉しかったっけ。
そんなお義母さんなので、お正月料理だって苦手です(笑)
なので、お正月は毎年、お寿司を注文して、それをみんなで突っついて食べました。私は、なまものが食べられないので、私の分は別の桶で注文してくれてました。
そんなお正月ができなくなってからは、お正月に実家に行くこともありません。
お義母さんが亡くなった翌年のお正月はお義父さんがまだ居たので実家近くの華屋与兵衛にしゃぶしゃぶを食べに行きましたが、そのお義父さんもその年の3月に亡くなってしまいましたからね。
それからは、両方の実家にお正月顔を出すことはなくなりました。
私は自分の実家にはお正月じゃなくても、色々用事があり行かなくちゃいけないし、坊っちゃんの実家に行ったって誰もいないから(義兄は朝早く出勤して帰宅は遅いから)、行かなくなった。
毎年、クリスマスが終わると、「あぁ、掃除はどこまでやったっけ」とか「今年はここまでにしよう」なんて掃除のことばっかり考えるようになる私です。
毎年思うのは、「今年も一年お手伝いさんは無休で頑張ったなぁ」って自分をねぎらう言葉。
誰も労ってくれませんから、せめて自分だけでも褒めてあげようと思って
そして、来年こそはもっと自分の時間を作ろうと毎年同じことを目標に掲げますが…
結局達成できないっていうね
ま、今年も年末ですがいつもと変わらない年末、そして、いつもと変わらない年始を迎えられるなら、それだけでも感謝かもしれませんがね。
今年も無事に生きていられたって
残りあとわずかの2019年。
できるだけやり残したことがないように、全速力で走り抜けます