木曽崇@「夜遊びの経済学」絶賛発売中!@takashikiso
TCGカードショップのオリパ、刑法賭博罪的に激ヤバイな。メーカーの販売する公式パックは製造コストの観点から「全てのカードは同価値」はギリ言い訳として成り立つけど、隣で自分で値付けして売っているものを「同価値」とは言えんわな。
2020年01月07日 05:59
この木曽 崇氏とは、国際カジノ研究所の所長を務めている方であり、カジノ等のギャンブルやエンタメ等の書物も出版されている方でもあります。
で、今回木曽氏が指摘しているのは、カードショップ等で販売している「オリパ」が、"賭博にあたるのではないか?"ということです。
ちなみにオリパとは「オリジナルパック(パッケージ)」の略であり、カードショップがバラの中古カードを独自に袋or箱詰めにしたもののことです。
なぜオリパが賭博にあたるのか

その理由について木曽氏自ら動画にて語っております。
動画の内容をざっくり言うと
①シモカワチャンネルという動画チャンネルにて「1週間1万円オリパ生活」という、1万円分のオリパを買って、それを買った店に売却した金額で1週間生活するという動画を見た。
②その中で1回¥2.000のポケカオリパを購入し、1回目は¥600相当のカードが出たが、2回目で¥30.000相当のカードが出た。
③このカードを購入したショップに売却することで得喪が生じており、賭博にあたる可能性がある。
ということである。
ん〜…まあ確かにショップ側が損をしているように見えますから、そう思われても致し方ないのかなぁ…

そしてTCG界に影響力のあるあのお方もこんなツイートをしております。
池っち店長@ikettitencho
オリパ問題について。中身の合計が、少なくとも「自店での」通常販売価格と同程度か上回っているのであれば、法的に違法性はないと理解しています。お店としては「ほうっておいたら売れないものが売れる」のが有り難いのですが、一部赤字でも「当り」を入れる事でお客様にも「得した」と続く
2020年01月13日 12:14
池っち店長@ikettitencho
思って頂ける、楽しんで頂けることで、ウィン・ウィンな関係を築ける優れた販売方法だと思います。不要なレアが当たるのが嫌なら、買わなきゃいいだけですからね。問題は、YouTuberがお店から「当りの入ったオリパ」を渡されて、実質的… https://t.co/sXylHhfJLB
2020年01月13日 12:14
池っち店長@ikettitencho
お互いに解ってやっている場合、何らかの商法に引っかかるかも知れませんし、僕個人としては引っかかるべきだと思います。専門家の解釈を聞かないで非難するのはアンフェアですが。実際「店と結託しているYouTuber」は、居ないと考える方が不自然でしょう……
2020年01月13日 12:14
これはありえるかもしれない…
確かにオリパ開封動画とかよくするYouTuberがいるけど、裏で店と結託して企画している可能性もあるから、必ずしも偶然とは言い難いのかもしれない。
あと通販で購入するオリパとかもね。
じゃあブースターパック(BP)は賭博にあてはまらないの
そう思われるかもしれませんが、先程の木曽氏のツイートでも言う通り、メーカーにとって全てのカードは同価値なのです。どういうことか


例として、この2種類の「オーロラスター コーラル」でご説明します。
(価格は記事掲載当時のものです)
しかし、実はこれら2種類は原価は全く同じなのです
(約¥30くらい)

つまり原価が同じであるがゆえに、"いくらパックを売ってもメーカーに入る売上額は同じ"なのです

だからBPは賭博にはあてはまらないのです。
あ、ちなみに正月なんかで販売される福袋は、その購入金額"以上"である場合が殆どなので、賭博にあてはまらないと思います。
閑話休題
いずれにせよ、こういった指摘をされてしまうとなると、今後オリパ販売も難しくなっていくかもしれませんね。
まあそうなったらなったでまた新たなオリパ販売方法が出るだけだと思いますが…