猫と生花と漢方薬 | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

前回 、生花が猫には危険という話をして

あるサイトを紹介しました。


 



引用したサイトには

猫に危険な花の筆頭に

百合の名前があがっています。



漢方薬には

百合が入っているものがあります。


百合(生薬名:びゃくごう)は

陰を補い、

陰虚による咳を止める働きがあります。


百合は特に猫には危険だから

百合の入った漢方薬を与えるなんて

けしからん!!

と考える人もいるかもしれません。


百合だけじゃなく

猛毒のトリカブトだって

附子(ぶし)という名前で

漢方薬に入っています。


写真は林野庁WEBサイトからお借りしました


このトリカブトの葉 1gで
人間が死んでしまうほどの猛毒です。


そんな危険なものが入ってるなんて

信じられないムキー

と思いますか?




トリカブトも百合も

そのまま漢方薬に

入っている訳ではないのです。



漢方薬を作るとき

修治(しゅうち)といって

毒を和らげる処置をします。


修治のやり方には

水にさらす

お酒に漬ける

煮る

蒸す

炒める

などいくつかの方法があります。


修治をすることにより

毒性が抜けたり

効果が強くなったりします。




変な言い方になりますが、

漢方薬は

何千年もかけて

壮大な実証実験をして

安全性が確認されてきています。



ちゃんと毒は抜いてありますので

安心してくださいニコニコ




でも

漢方薬は東洋医学的診断をもとに

服用しないと効果が得られませんから

専門家に相談してくださいね!





今日も皆さまが穏やかな

ほっこりした気持ちで過ごせるよう

祈っていますハート





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