ま、いっか | しちふくのひとやすみ

しちふくのひとやすみ

獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

飼い主さんにも個性があります。


細かいことは気にしない

あっけらかんとした飼い主さんもいれば


我が子のことを常に気にかけている

心配性の飼い主さんもいます。


動物さんの動作が気になる飼い主さんに

「気になる動きをしたら

 動画に撮って見せてください」

とお願いすることがあります。


心配性の飼い主さんだと、

気になる動作がいつ現れても良いように

四六時中カメラをスタンバる

傾向があります。


動物さんにとっては

飼い主さんが、

自分(動物)の調子が悪くなるのを

待っているように感じます。


これは動物にとって

ストレスになってしまうんですよねキョロキョロ


そんなときは

この飼い主さんに

動画を撮って」なんて

言わなきゃ良かったな〜

と反省することもあります。




あしあと




我が子(ワンコ)のことが

心配で心配で仕方ない、

とある飼い主さん(ママさん)。


そのワンコは慢性疾患があって

毎日薬を飲ませなければなりません。


皮膚のトラブルもあるので、

毎日の皮膚のお手入れも欠かせません。


「この子の世話を家族に頼むと

 薬を飲ませる時間はいい加減だし、

 皮膚のお手入れもテキトーなので、

 とても家族にこの子は頼めない!」

と言って、ママが毎日せっせと

ワンコのお世話をしていました。


ところが、そのママさんが

脳血管疾患で入院してしまいました。


その間、ワンコの世話は

ご家族がしてくれました。


入院中、ママはワンコのことが

心配でたまらなかったそうです。


いい加減な世話しかしない

(とママが思っている)ご家族から

ワンコは元気にやっている、

と言われても信用できなかったそうです。


約2か月の入院後、

家に帰ったママが見たのは

入院前より皮膚の状態もよく

元気そうな我が子の姿だったそうびっくり


ママがせっせと世話していたときより、

ご家族がテキトーに世話をしたほうが

ワンコが生き生きと元気になったのです。


これを見て、

ママの中で力が抜けたそうです。


自分が神経を尖らせて

せっせと世話をしていたことに

意味がなかったと気づいたそうです。

せっせと世話するのは

我が子のためと言うより

飼い主さんの自己満足のためかもしれないね





数か月ぶりに会ったママさんは

大きな後遺症もなく元気そうでした。


ワンコさんも毛艶もよく

とても元気そうでした。



ちょっとしたことがあってもね、

「ま、いっか」

って思えるようになったのよ。


そう言うママさんは

以前の神経質そうな表情から一転、

とても柔らかい笑顔を見せてくれました。


ワンコさんも楽しそうでしたわんわん






あしあと




息子が引っ越すので

家具のチラシを見ていたら

その上で堂々と寝てしまった

自由な柑太くん、0歳11か月トラ







今日も皆さまが穏やかな

ほっこりした気持ちで過ごせるよう

祈っていますハート




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