東洋医学をホームケアに生かす | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

東洋医学の診察を受けても

はっきりした病名を言ってくれなくて

もやっとする、

という声を聞きました。


西洋医学では

腎不全とか糖尿病とか心臓弁膜症とか

はっきりした病名が付きます。



でも東洋医学には

「病名」という概念がありません。


では、東洋医学では、体調を

どのように見極めていくのでしょう?



以前の記事にも書いたように

西洋医学は科学を基準にしており、

東洋医学は自然を基準にしています。



科学はどんどん進化し、
西洋医学は新しい知見を
どんどん取り入れていきます。

かつては体温計と聴診器くらいしか
診断道具がありませんでしたが、
血液検査、レントゲン、CT、MRI、
エコー検査、内視鏡など
検査機器も進歩しています。

それらを使って
どの臓器がどのように悪いのか
科学的に診断していくのが西洋医学です。

東洋医学の診察法は何千年も
ほとんど変わっていません。

今のような検査機器のない大昔、
体調が悪い人(または動物)を調べるとき、
いわゆる健康な状態と比べて
・身体全体の様子はどうか?
・脈はどうか?
・舌の色や大きさなどはどうか?
・精神状態はどうか?
・食欲はどうか?

自然な状態(健康な状態)に比べて
熱か多い?/足りない?
体を冷やす力が多い?/足りない?
水分が多い?/足りない?
氣(エネルギー)が多い?/足りない?
などをひとつひとつ調べて、
どのバランスが崩れているか
明らかにしていきます。


そして、例えば
体を冷やす力(陰)が足りない状態だ
などと明らかにしていきます。

体を冷やす力が足りなくなると
体温が高い訳じゃないのに
本人は暑がったり
水を沢山飲んだりします。

その状態は西洋医学だと
例えば糖尿病とか、
更年期障害とか、
甲状腺機能亢進症とか、
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)とか、
そういう病気で見られる症状かもしれません。

東洋医学では
西洋医学のような病名をつけず
体を冷やす力が足りない
などと考えます。

体を冷やす力が足りなくなると
その子のウィークポイントの臓器に
特に強く問題が起こると考えます。


だから、例えば西洋医学で
甲状腺機能亢進症と診断されていても
東洋医学では甲状腺の治療はしません。

体を冷やす力を引き出せば
自ずと症状が改善いくはずだ
と考えるのです。



西洋医学と東洋医学は
見ているポイントが違うので
西洋医学で慣れてしまっている人は
東洋医学の考え方が分かりにいと
感じてしまうのかもしれません。

でも、特別な検査機器などなくても
体の熱分布や水分の過不足などは
ご家庭でもチェックできます。

ちょっとしたポイントを覚えれば
東洋医学的に状態を確認して
ホームケアに生かすことは
誰にでもできるのです。

東洋医学では
どのポイントをどのように見ていくのか
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