死は敗北か? | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

獣医師の田向健一先生の特集番組を見ました。

NHKのプロフェッショナルという番組です。

《画像はNHKのWEBサイトからお借りしました》


田向先生は犬猫だけでなく、
ウサギ、フェレット、モモンガ、
イグアナ、カメレオン、ヘビなど
いわゆるエキゾチックアニマルの診療が
得意な獣医師として有名です。

教科書的な資料のない動物も多く、
他の動物の資料やこれまでの経験から
初めての動物も真摯に診療されていました。

田向先生は触診を大切にされていました。

動物の身体を観察して、じっくり触診し
不調の原因にあたりをつけてから
必要な検査を行っていました。

中にはろくに触診もせずに
最初からあらゆる検査を行い
検査結果の数値だけて診断しようとする
獣医師もいるようですから、
田向先生の診察は素晴らしと思いました。

手術もとてもお上手そうでした。

田向先生はとにかく病気を治したいようです。

動物を死なせたくない。

田向先生は死を「敗北」と仰っていました。

西洋医学の獣医師らしい
考え方だと思いました。


。。。。。。。。。。。。。。。


私は死を敗北とは思っていません。

命あるものは必ず死を迎えます。

死は必然であり、
闘うべき相手ではないと思います。

大切なのはいかに生きるか、
つまり生き様だと思っています。

病気があっても治れば、
それが最も望ましいです。

でも、完治が難しい場合、
病気があるという状態の中で
最善の暮らしができることを目指しています。

終末期になっても、
少しでも穏やかに家族と過ごし、
安らかに旅立てるようにサポートしたいと
思っています。

肉体がなければ経験できないことが
沢山あります。

動物たちも、同じだと思います。

特に、人間と暮らす動物たちは
人間に特別な経験を提供するという
大切な役割を持っています。

その大切な役割を果たしている動物たちに
最大の敬意を払って診療しています。

私のやっている東洋医学や組織細胞療法は、
西洋医学の獣医師から見ると
眉唾物と思われるかもしれませんが、
西洋医学にはない優しさのある治療だと
信じています。

西洋医学を否定するつもりはありません。

西洋医学の方が得意な治療分野もあります。

西洋医学と自然療法を
上手く混ぜ合わせて治療すれば
それがベストだと思います。

17歳半で旅立った柴犬コロンには
手作りごはんを食べさせ、
マッサージを行い、
漢方薬も飲ませました。

今いる猫たちに何かあったら、
やはり自然療法で治療すると思います。

これからも真心込めて診療しますニコニコ



 

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