講師は犬めし亭の藤根悦子先生。
犬に食べさせてはいけないといわれる
食材について丁寧に教えていただきました。
大切なのは、
どの食材を
どれくらいの量を食べると
どれくらいの確率で
どの程度のことが起こるのか、
科学的に正しい知識を持つこと。
どんな食べ物でも
食べ過ぎると何らかの害を
及ぼすことがあります。
一般的に危険と言われている食材は
ちょっとでも食べたら命に危険が及ぶのか?
食べても大丈夫な量はどの程度か?
正しい知識を持つと
自分で危険性や安全性を考えて
余裕をもって行動することができます。
ネット上にも、
危険な食材の情報がたくさんあります。
そういう情報を見るとき、
危険量、症状、発症確率などが
詳しく書かれている情報を信用してください。
また、書いてる人がどういう人なのか、
その点にも注意してください。
ネット上に書かれていることが
すべて正しいとは限りません。
不安を煽るような情報に
惑わされないようにしてください。
今回の講座には私のほかに、
もう一人獣医師が参加していました。
そこで、その方と私で
『動物病院あるある』の話になりました。
動物にとって危険と言われる食材を
ワンコさんが食べてしまったとき、
家で吐かせようとする飼い主さんがいます。
ネットで調べると
塩水やオキシドールを飲ませると吐く
と書いてあります。
それで、塩水やオキシドールを飲ませる
飼い主さんがいます。
塩水やオキシドールを飲ませた後で
『危険食材を食べて具合が悪くなった!』
と病院にワンコさんを連れてくる
飼い主さんも多いのです。
危険食材を食べた量を飼い主さんに訊くと
問題ない量であることが多く、
具合の悪い原因は塩水やオキシドールである
場合の方が多いのです。
皆さん、お願いですから
ワンコさんが危険食材を食べたときは
家で処置しようとせずに
すぐに動物病院に行ってください
それから、よく鶏の骨は縦に割れるので
危険だと言いますが、
割れた鶏の骨が消化管に刺さる事故より
焼き鳥などの竹串が消化管に刺さる事故の方が多いです。
食事の後には竹串などの処分に
十分注意してください。
クリスマスから年末年始にかけて
食事が豪華になり、人の気が緩みます
くれぐれも動物たちが
危険食材を食べる事故のないように
お気をつけください
とても勉強になる講座でした。
犬めし亭の藤根先生、
一緒に受講してくださった皆さん、
ありがとうございました
1月には藤根先生の
ペットの毒だしライフ講座を
受講させていただく予定です。
藤根先生、よろしくお願いします