私にはとっても面白かったです。
身体に痛みがあって動き難い患者さんに
鎮痛薬・体操・鍼治療のいずれかを行い
身体機能の改善を比較したら、結果は
最も大きく改善したのは鍼治療でした
鎮痛薬と体操は治療の前後で変化ないですね。
身体に痛みを感じる箇所と
痛みの原因になっている箇所が
違う場合があります。
東洋医学では、
痛む箇所と離れたところにある経穴(ツボ)を
刺激して治療するということを
約3000年前から行っていました。
西洋医学でも、近年になって
痛む箇所と痛みの原因の箇所が
離れている場合があることが研究され、
痛みの原因の箇所をトリガーポイントと
呼ぶようになっています。
トリガーポイントは
身体の特定の場所にあることが
研究されてきました。
それで分かったことは、
トリガーポイントの90%が
経穴に一致するのだそうです。
3000年前から使われてきた経穴の意義が
現代医学で証明されつつあります。
すごいですねぇ、東洋医学
番組では、犬の鍼治療のことも
紹介していました。
紹介されたワンコさんは
変性性脊椎症でしたが、
鍼治療で随分改善していました。
鍼治療というと、足腰の痛みやヘルニアと
思う方が多いかもしれませんが、
内科疾患や精神疾患も治療対象になります。
ワンコさんの場合も、
内科疾患や問題行動を
鍼や漢方薬で治療できることもあります。
西洋医学の場合、胃が痛ければ胃薬、
心臓が悪ければ心臓の薬が処方されます。
東洋医学の場合は、
身体のバランスが崩れている根本原因を探り、
鍼や漢方薬で根本原因を整えることにより、
表面に表れていた複数の症状が
すべて改善することもあります。
東洋医学を志して良かったと
思える番組でした。
NHKさん、ありがとうございます<(_ _)>
この番組は録画しておいたので、
見直して勉強しようと思います。
これからも、鍼治療と漢方薬で
動物たちが穏やかに安らかに過ごせるよう
お手伝いしていきます