慢性椎間板ヘルニアの誇太郎さん | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
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誇太郎さんは推定年齢9歳の男の子。

 
保護犬なので、正確な年齢は分かりません。
 
日本犬にハスキーが混ざっているような
風貌で、体重は16キロ程あります。
 
誇太郎さんはハンセン2型という
椎間板ヘルニアです。
 
椎間板ヘルニアには1型と2型があります。
 
1型というのは、ダックスさんなどが、
ある日突然歩けなくなったりする急性型です。
 
それに対して2型というのは
加齢によって徐々に進行して行く慢性型です。
 
誇太郎さんの場合は、MRI検査の結果、
2型のヘルニアが3箇所もあることが
分かったそうです。
 
この場合は手術できないそうです。
 
そのため、今年の4月から
鍼と漢方薬の治療を受け始めてくれました。
 
一時は立つこともおぼつかなかった
誇太郎くんですが、
今では大好きなお散歩を楽しんでいます。
 
先日、治療前後の写真を撮ってみました。
 
治療前は後肢に力が入らず
前肢で体重を支えているため
肩に力が入り、
首を突き出すような
バランスの悪い姿勢で立っていました。
 
そのため、肩に比べて腰が下がった姿勢に
なっていました。
 
丁寧なマッサージと鍼治療をした後は
後肢でも体重を支えられるようになったため、
腰が高くなり、背中のラインが水平になって
リラックスしてバランスよく
立てるようになりました。
 
《鍼治療前》
下矢印約1時間のマッサージと鍼治療後
《鍼治療後》
 
肩と腰の高さを比べてみてください。
 
姿勢の違いを
お分かりいただけるでしょうか?
 
治療前後では表情も違います。
 
完治させることはできないかもしれませんが、
定期的な鍼治療で良い姿勢に戻すことにより
元気にお散歩できているのだと思います。
 
誇太郎さんが穏やかに暮らせるよう
これからもサポートして行きますニコニコ
 
 
ブログ掲載を快諾してくださった
誇太郎さんのママさん、
ありがとうございましたおじぎ
 
 

 

 

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