相手が人間でも動物でも、思いをかけすぎると、その思いが念となって相手に届き、相手が重いと感じることがあります
具合の悪い相手にヒーリングするとき、「治れ~、治れ~」と思いを込めると逆効果になります。
治ってほしいと思うってことは、「この相手は具合が悪い」と宇宙中に宣言しているようなものです。
「治れ」という願いよりも、「具合が悪い」と信じる気持ちが宇宙中に拡散してしまいます。
ヒーリングでなくても、マッサージでも、見ているだけでも、思いをかけすぎると、その思いは重くなります。
普段から相手を心配ばかりしている人もいます。
心配もネガティブな思い(念)ですからね、重いです
例えば旅行に行くAさんのことをBさんとCさんが考えるとします
Bさんは 「Aさんは大丈夫かなぁ。何かあったら大変だ。とにかく無事に帰って来ますように」と思います。
Cさんは 「Aさんなら大丈夫。いい思い出がたくさんできるだろうな。土産話が楽しみだなぁ」と思います。
BさんはAさんを心配しています
つまり、BさんはAさんを信頼しきっていないのです。
CさんはAさんを心配していません。
つまり、CさんはAさんを信頼しきっていて安心しているのです
Bさんの思いは重くて暗い
Cさんの思いは軽やかで明るい
あなたがAさんなら、BさんとCさんの思いをどう受け止めるでしょう
Bさんの思いとCさんの思い、どちらが嬉しいですか
動物の場合、飼い主さんの思いをとても敏感に受け取ります
可愛さ余っての事でしょうが、わが子(動物)の小さな変化も見逃さずに気にかける飼い主さんも多いです。
小さな変化を気にすると病気の早期発見につながるので、それはいいことなのです
ほんの少しの小さな変化や普段とは違うちょっとした行動をすべてネガティブにとらえて心配する方が結構多いんです
その心配の思いは重いかな~
ちょっとしたことで、飼い主さんが「この子は病気なんじゃないか」と心配ばかりしていたら、
動物さんのほうが「え 私はそんなに心配されるような状態なの
」って感じて本当に病気になっちゃいますよ
鍼治療をするとき、動物は皮膚感覚が敏感なので、鍼が皮膚に刺さるチクッとした感覚を気にすることがあります。
心配性の飼い主さんは、「わが子」が鍼を気にしてピクッと動いたとたんに「どうしたの? 痛いの? 嫌なの? 」と心配そうな声を出します
そうすると、動物さんが「ママが心配してる。 これは嫌なことなんだ」と思って鍼を嫌がり始めることが多いです
おおらかな飼い主さんは「これは鍼治療っていうんだからね~。 大丈夫だよぉ」とニコニコしています
そうすると、動物さんが「パパとママがニコニコしてるから大丈夫」と思って鍼を受け入れてくれます
動物さんはびっくりするくらい飼い主さんの気持ちが分かりますから、飼い主さんはおおらかな気持ちで安心していてください
撫でたりマッサージしたりヒーリングしたりするときも、「元気になれ~、元気になれ~」と念を込めると重くなってしまいます。
動物さんと一緒にいられることの喜びを感じながら、ご自身も癒されながら撫でたりマッサージしたりヒーリングしてください
そうすれば、飼い主さんの穏やかな幸せの気持ちが動物さんに伝わり、動物さんも穏やかで幸せな気持ちになるでしょう
これは飼い主さんと動物さんの関係だけではないです。
人間同士の関係でも思いは重くなります
ご家庭でも、職場でも、恋愛でも、あなたの思いが重くならないように、いつも軽やかで幸せな気持ちでいることが一番の引き寄せになると思います