黄斑円孔体験のまとめ(全4回)
まとめ(1)発症から手術前まで 本記事
まとめ(2)手術 ★
まとめ(3)術後の生活★
まとめ(4)術後の見え方★
2017年7月19日に黄斑円孔の手術を受け、1か月半が経過しました。
自分自身が黄斑円孔で手術が必要と診断された時、この病気の体験者のブログをいくつか読ませていただきました。
しかし、手術のやり方が今と違う古い術式であまり参考にならないブログや、文字が小さすぎて読みにくい体験記が多く、実際に手術を受けるまで分からないことだらけでした。
今回は、これから黄斑円孔の手術を受ける方々の参考にしていただくために私の体験をまとめることにしました。
目の状態が悪くても読みやすいように大きな文字で書きます。
あくまでも私の体験ですので、すべての方にあてはまるとは限りませんが、何かの参考になれば幸いです。
2017年春頃から視力が落ちたように感じ、目の疲れが激しく、メガネを作り替えなければならないと思いはじめましたが、日々の忙しさにまぎれてそのままにしていました
2017年6月1日、視界の中央にちいさな黄色っぽいものが見えました。
最初は目の表面にゴミが付いたのかと思いましたが、いくらこすってもとれません。
いろいろ試してみたら、左眼の視界の中央に黄色い透明な糸玉のようなものが見え、その糸玉の部分だけ景色が見えないことに気づきました。
この時の見え方はこんな感じでした
実際の「糸玉」はもっと透明で向こうが透けて見えると思われたのですが、その部分だけどうしてもぽっかりと見えないのです。
気づいた翌日(6月2日) 眼科に行き、その時初めて「黄斑円孔」という病気の名前を知りました。
黄斑円孔は目の網膜の中央部にある黄斑部が剥がれる病気です。
かかりやすい条件は50代以上、女性、強度近視であり、しちふくはその3つの条件すべてに当てはまります。
また、50代以下でも、男性でも、視力が良くても黄斑円孔になる可能性はあります。
ちなみに、黄斑円孔は眼圧や緑内障とはあまり関係がないそうです。
しちふくは眼圧は正常ですし、正常眼圧緑内障でもありません。
正常な目の構造はこうなっています
加齢などの理由で硝子体が縮むとき、網膜の黄斑部が硝子体にくっついて剥がれてしまうと、網膜に孔が開いてしまいます。
これが黄斑円孔になる仕組みです。
最初に視界の中央に現れた黄色い糸玉は、硝子体にくっついて剥がれた黄斑部が見えていたのだと思います。
網膜というのは、目の中で映像が映るスクリーンの役割をしていますから、網膜に孔が開くとその部分だけ見えなくなります。
しちふくの場合、黄色い糸玉は数日で見えなくなり、代わりに視界の中央に黒っぽいぼんやりした円が見えるようになりました。
その円の部分だけ視界が欠けて向こうが見えませんでした。
また、円の周囲がゆがんで見えました。
その時の見え方はこんな感じでした
このように見えるのは左眼の視界の中央部だけでした。
右眼は正常でしたし、左眼も周辺部は正常に見えていたので日常生活に支障はありませんでした。
車の運転もできました
細かい文字を読むとすぐ疲れてしまうので、文字は極力読まないようにしました
細かい文字を見るときは左目を閉じて右眼だけで見る癖が付きました。
以前は黄斑円孔になったら我慢するしかなかったようですが、10年ほど前から手術できるようになったそうです。
手術すると網膜の孔がふさがり、視力の回復が期待できます。
ただし、発症から1年以上経過すると孔がふさがる可能性が低いので、手術対象にならないそうです。
しちふくの場合は孔が開いてすぐに気付いたので、手術をすることになりました。
また、中高年の場合、黄斑円孔の手術をするとほぼ100%の人が2年以内に白内障になるので、黄斑円孔の手術の時に予防的白内障手術も同時に行うことになりました。
予約待ちのため、手術を受けるまで1か月半ほど待たなければなりませんでした。
その間は特に治療を受けることはありませんでしたが、検査のため2週間に1回 眼科に通いました。
次回は手術のことを報告させていただきます。
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