アレックスさんは14歳のオスの茶トラ猫さんです
アレックスさんは数年前から骨髄線維症という病気と闘っています。
しちふくは2年ほど前から、鍼と漢方薬で毎週アレックスさんの治療をさせてもらっています。
骨髄というのは骨の中心部にあるスポンジのような組織で、赤血球や白血球などを作るとても大切な働きをしています。
≪健康な骨髄≫
※ 図はノバルティスファーマさんWEBページ より引用させていただきました
骨髄が線維組織に置き換わって血液を作れなくなってしまう病気が骨髄線維症です。
そうなると骨髄の代わりに脾臓や肝臓で血液細胞を作るようになりますが、十分な量の血液は作れず、貧血気味になってしまいます。
貧血の指標であるヘマトクリット値は血液全体に占める血液細胞の割合を示すものです。
猫のヘマトクリットの参考値は24~45%ですが、しちふくが治療を始めたころのアレックスさんのヘマトクリット値は18.7%でした。
西洋医学と東洋医学を併用してもアレックスさんのヘマトクリットは下がり続け、一番低い時は13.3%でした。
それが少しずつ上がり始め、25%まで戻ったところまで確認しました。
しかし、採血するたびにアレックスさんが体調を崩してしまうため、今では血液検査をしていません
今のアレックスさんの体調の指標は体重です
しちふくが約2年前に治療を開始したときのアレックスさんの体重は6.7kgでした。
体調が悪くて食欲が落ちた時期には体重が減ってしまい、一時は5.5kgになってしまいました。
体重を6kg台に戻すことを目標に頑張り続けました結果、1年かけて体重が6kg台に戻りました。
アレックスさんは体調が悪いと胸水や腹水がたまってしまうことがあります。
胸水や腹水がたまると食欲も落ち、何度も命の危機かと思われました
何度 胸水や腹水がたまっても、アレックスさんはその度に奇跡的に復活してきました
アレックスさんの飼い主さんは、アレックスさんの体調が落ちてもしちふくを信じて治療を受け続けてくれています。
アレックスさんの体調が特に悪くなったときは遠隔でヒーリングエネルギーを送ったり、クリスタルヒーリングもさせていただいています。
今年の夏も胸水がたまり、食欲も落ちたので漢方薬に加えて西洋薬も処方されましたが、腹水までたまり始めました。
その頃、ある漢方薬が胸水や腹水を抜く効果があると聞いたので、その漢方薬を多めに処方しはじめました。
漢方薬の処方を変えたころからアレックスさんの胸水と腹水が減り始めました。
遠隔ヒーリングとクリスタルヒーリングも行いました。
今では胸水も腹水もすっかりなくなり、食欲も戻り、体重は治療を始めた2年前より多い6.8kgになりました
調子の悪い時は3種類の西洋薬を飲んでいましたが、今は西洋薬は1種類に減りました。
漢方薬は微調整しながら続けてもらっています。
最近のアレックスさんは同居猫さんたちとじゃれ合うほど元気を取り戻して絶好調です
何度体調を崩しても復活するため、アレックスさんは「奇跡の猫」と呼ばれています
アレックスさんは胸水などの確認のためにエコー検査を受けるときはバスケットから出るのを嫌がるのですが、鍼治療のときは自分からバスケットを出て診察台に上がってくれます。
しちふくの治療のときは、本当に気持ちよさそうな表情を浮かべてくれます。
これからもアレックスさんが少しでも穏やかに過ごせるように全力でサポートします