私の大切な宝物たちです
娘はパッチリ二重、息子はぼんやり一重で、普段の顔はまったく似ていないです。
この写真だけ、くしゃくしゃに笑っている二人の顔がそっくりで、私のお気に入りの写真です
顔だけでなく、娘と息子は性格も趣味も全然違います。
娘は「超」が付くほどの天然ボケです。
でも、とても繊細な部分があり、何か話していて急におとなしくなったと思うと、大きな目から涙をポロポロこぼしてひっそりと泣いているような子でした。
ほんのちょっとした言葉使いで傷つき、泣いてしまうような子だったので、言葉を選びながらゆっくりゆっくり話しかけ、できるだけ大らかな子に育つようにしました。
細心の注意を払いながらも、こちらが気を使っていることが娘に伝わらないように、包み込むように育てました。
それが上手くいったのか、本来の天然ボケが功を奏したのか、すぐに誰とでも打ち解ける、とても明るく人懐っこい子に育ちました。
情報を得たいときは、知り合いの知り合いのそのまた知り合い、くらいの人でも臆せずに会いに行きます。
運動は得意でないけれど、中学から吹奏楽部に入り、大学までずっと続けていました
友達がたくさ~んいて、たまに帰省しても友達との約束で予定が埋まっていて、家で食事をすることはほとんどなく、寝に帰って来るだけです。
でも、ちょっと集中力に欠けるところがあり、大雑把な面があります。
娘は五行の性格分析でいうと「火」のタイプです。
息子は、娘とは対照的です。
すぐに人と打ち解けることはありません。
周囲の人が何をしているかをじっと観察し、みんなの特性を見極め、ひとりで納得して遠くから見ているようなタイプです
人が嫌いと言う訳ではないのですが、一人でいるが好きなのです。
小さい時からそうなので、少しは人と接触させるためにサッカーチームに入れました
そしたら案外と足が速いことがわかり、中学からは陸上部です
高校のときは東京都で3位になり、大学でも陸上部に入りました
息子は一人でコツコツやるのが好きで、手先も器用です。
いざという時の集中力が半端ないです。
息子は五行の性格分析でいうと「金」のタイプです。
娘と息子の個性の違いがはっきり分かるものがあります。
二人は6学年離れていますが、同じ地元の公立小学校だったので、同じところに修学旅行に行きました。
二人とも修学旅行先で縄文土器づくりを体験しましたが、出来上がった作品は全く違うものになりました。
向かって右のゴロッとした土器が娘の作品、向かって左の手の込んだ土器が息子の作品です。
それぞれ同じ小学6年生のときの作品です。
きっと娘は友達とのおしゃべりに夢中になっているうちに手がおろそかになってしまったのでしょう。
息子は、誰ともおしゃべりせずに集中して作ったのだと思います
夢中で子育てをしている頃は東洋医学の知識などありませんでしたが、五行の知識を得た今になって二人の作品を見ると、とても興味深いです。
子育てをしているとき、ひとつだけ気を付けたことがありました。
それは、叱る基準を常に一定にすることです。
同じことをしても前回は叱られなかったのに今回は叱られた、お姉ちゃんは怒られなかったのに弟は怒られた、なんてことがあると、子供が不安定になると思ったのです。
だから、何があっても、一呼吸置いて、常に同じ基準で子供たちに接することだけは心がけました。
叱る場合だけでなく、どんな時でも、できるだけ同じ基準で公平に扱うようにしました。
こちらの精神状態によって子どもたちへの態度が変わらないように、自分の心の状態にも気を付けました。
褒めるときは、大げさに褒めました。
一方を叱ったり褒めたりするときは、何故その子を叱ったり褒めたりしているのかをもう一人の子に分かるように説明しました。
おかげで、二人とも精神的に安定してのびのびと育ってくれました
二人とも、かけがいの無い私の宝物です