武蔵御嶽神社さまのある御岳山にはハイキングコースがあります。
小学校の遠足に使われることも多く、我が家の子どもたちも小学生のときは御岳山遠足に行きました。
神社参拝に思いのほか時間をかけてしまったので、ハイキングコースをすべて回る時間はありませんでした。
そこで七代の滝だけに行くことにしました。
御岳山には綾広の滝と七代の滝の二つがあり、綾広の滝は滝行に使われる滝で比較的行きやすい場所にあり、七代の滝はちょっとキツイ道を通らないと行けないところにあり滝行に使われることはありません。
一般的に滝行に使われる滝には修行者の思念などが残っていることがあると聞いたことがあるので、そういう事のなさそうな七代の滝に行ってみることにしました。
御岳山ビジターセンターのガイドさんに訊いたら「七代の滝に行くのは大変なのでやめた方がいい」と言われたのですが、どうしても滝を見たくて行ってみました
七代の滝を見た後に綾広の滝のほうに通り抜けるルートもあるのですが、時間がないので七代の滝を見たら同じ道を戻ることにしました。
分岐点から七代の滝ルートに入ったとたん、キツイ下りなので「無理かな」という思いが出てきました
階段が整備されている所もあれば、木の根っこが絡み合って階段状になっている所もあります。
降りるだけで足への負担がすごくて、帰りにこの道を上るのかと思っただけで気の遠くなるような下り坂でした。
途中、紅葉し始めた木々やきれいなお花もありました。
木の「うろ」にできた小宇宙のような世界
ガイドブックには七代の滝まで20分と書いてありましたが、しちふくの足では40分近くかかりました。
そして、念願の七代の滝
清らかで美しい滝でした
滝つぼの水も清々しかったので、普段身に着けているブレスレットを清めさせていただきました。
始めは良かったのですが、だんだん疲れてきて数段上っては一休みというペースでないと登れません
木の根っこを踏むときは「根っこさん、踏んづけてごめんね。 あなたたちのおかげで滑らずに歩けるよ」と感謝し、木につかまらせてもらっては「木さん、つかまらせてくれてありがとう」と声に出して感謝を伝えていました。
そのうち、木や山、階段を整備してくれた人たち、そして地球への感謝の気持ちが心の底からあふれ出して止まらなくなりました。
すべての存在がありがたくてありがたくて、登山道の脇に立つ木の一本一本に両手を当てて「ありがとう、ありがとう」と感謝の気持ちを伝えながら登って行きました
あまりのありがたさに半べそをかきながら木・山・地球に感謝の思いを伝え続けていました
足は苦しいのですが、愛の気持ちと感謝の心があふれ出して足の痛さも感じませんでした。
そして、気づいたら登山道の入り口に戻っていました。
実際には1時間近くかけて登山道を上っていたのでしたが、愛と感謝の気持ちで感動して10分くらいにしか感じませんでした。
帰宅してからも足が痛くなりませんでした。
御岳山のすべての存在、そして地球さんには感謝の気持ちでいっぱいです
少し体を鍛えて、来年には日本武尊さまをお祀りする奥宮に参拝登山したいと思っています。