「目に見えるものしか信用しない」とおっしゃる方がいます
目に見えるものってなんでしょうか
私たちが見ているのは「可視光線」です。
可視光線は電磁波の一種であり、電磁波は波長によってそれぞれ名前が付けられています。
https://www.stanley.co.jp/technology/special_kenkyu_05/index.php
より引用
上の図を見ると、可視光線は電磁波の中のごく一部であることがわかります。
人間には可視光線しか見えませんが、それ以外の電磁波を見ることのできる生物もいます。
例えば虫の多くは紫外線が見えるそうです。
私たちがモンシロチョウを見ると白地に黒い模様がついていて、見た目でオスとメスを区別することはできません
でも、モンシロチョウの目で見るとオスとメスははっきり違う模様になります
モンシロチョウが見ている紫外線領域では、このように見えるそうです。
http://zukan-move.kodansha.co.jp/column_list/insect/2.html
より引用
モンシロチョウの目で見ると、オスとメスはまったく違いますね
花も、人が見るのと虫が見るのとではずいぶん違うようです
http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/uvir/hana_uv.html
より引用
2枚並んでいる写真の向かって左が可視光線のみの写真、右が紫外線を通した写真です。
紫外線を通してみると、花芯に近い部分の色が濃くなっています。
虫たちは色の濃いところに蜜があると分かるのだそうです
同じ花でも、私たちが見ている花と虫たちが見ている花はずいぶん違ったものになっています。
虫たちの世界と私たちの世界は、同じ世界のはずなのにかなり違っているようです。
私たちが見ている可視光線はこの世界のごく一部にしかすぎません。
可視光線以外の領域は私たちには見えませんが、確かに私たちと一緒に存在しています。
一番上の図に書いてある電磁波は人間が機械などの力を借りて検出できるものです
もしかしたら、私たちがまだ知らない波長が存在するかもしれません
そういうものも、私たちの世界に一緒に存在している可能性があるのです。
もしかしたら科学技術では検出できなくても、魂で感じることができる場合もあるかもしれませんね