管理職をあきらめた理由 | もうひと花咲かせます

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『妻が夫を捨てるとき』の花子と息子吾郎の
その後・・・のおはなし

これが最後の転職になるかどうかは分からない(分からんのかい!笑)けど、年齢のこともあるし、できればこれで終わりにしたいところです。

今回の転職活動で、厳しい現実を思い知りましたからね笑い泣き

 

10年働いた会社を、なぜスパッと辞めたのか。

 

自分で言うのもアレだけど、「できる人」の評価はされていたと思います。

コロナが無ければ、2年前に管理職になるはずでした。

会社のいちばん偉い人から直々に打診されてました。

 

今もマネジメント業務を任されているんだけど、会社の中の立場としては一般職です。

管理職と一般職は、まったく別のもの。

うちの会社では、そういう区別をされています。

 

管理職へのこだわりっていうのは、マネージャーに昇格した当初は特にはありませんでした。

でも自分が成長するにつれて、もっとこうしたいああしたいって思うようになり、そうなると自分に力を付ける必要があるって思うようになりました。

そうなると、所属長から部門長へ昇格しないといけないなって考えるようになって。

 

正直、時間の問題だと思ってました。

時期が来ればなれる、コロナ次第だなって。

そしてそのタイミングが、今度の4月の人事発令です。

もちろん退職するので正式なお話は頂いていませんが、まぁ間違いないかなと。

 

じゃあ、なぜ3月末で退職するん?

もったいない・・・

 

そう、もったいない!って思います、正直。

でも、どうしても辞めたかった。

何もかもが嫌になったんですよね。

 

どうしてそういう気持ちになったのかっていう理由を、実はずっと考えてます。

情熱がなくなった理由です。

 

いろいろと疲弊したことは間違いない。

オーバーワークの積み重ね。

「なんで私だけ?」

実際は、私だけじゃないんだろうけど、そういう気持ちになってました。

 

でも、それだけじゃない。

だって、そんなの今に始まったことじゃないもん。

元々そうだった。

出来る人が損をする。

それは、ずっとあったように思います。

 

じゃあ、なんでなんだよ!

 

ずっと考えて、ひとつの結論にたどり着きました。

 

 

 

ザ★ニンゲンカンケー!!!

 

 

 

10年働いたけど、1度もこの会社のこと好きって思ったことないハートブレイク

 

それってなぜだろうって、ずーっとずーっと考えて、出た答えは・・・

 

 

クラッカー人間関係クラッカー

 

 

良い人ばっかりです。

正確に言うなら、悪くない人ばっかりです。

すっごく嫌いな人は、ひとりもいません。

 

その反面、好きな人もひとりもいません。

心を許せる人がひとりもいない。

 

会いたい、話したい、絡みたい、そう思う人がひとりもいません。

尊敬できる人、あこがれる人、師と仰ぐ人、近づきたい人。

ひとりもいません。

男女問わず、年齢問わず、役職問わず。

 

近づいてほしくない、関わらないでほしい、一緒にいたくない、そう感じる人が身近にたくさんいる。

仕事上で必要だからコミュニケーションは欠かさないけど、心の壁は完全ブロックでした。

 

だって会社でしょ?仕事でしょ?

お友達つくる場所じゃないわ。

自分に害ある人がいないんだったら恵まれてるじゃない。

贅沢なこと言って。

甘いわよ。

 

私がもし相談されたら、うっかりそう言っちゃうかも。

 

子供育てるのに必死のときは、会社の人間関係なんてどうってことなかった。

ツライことや嫌なことはたくさんありました。

子持ちが働くのって、本当に大変。

周りに理解してもらえないことの方が多い。

いちいち気にしてたらやっていけない。

 

パワハラもあったな。

傷付いたこともあったし、泣いたこともあった。

パワハラをされているのを見ることもあった。

ブラックな人が辞めても、また別のブラックが現れたりね。

 

子育てが終わって、自分のことだけ考えて過ごすようになった今。

いろんなことが変わりました。

自分がどんな人と関わって、どんな時間を過ごすのか。

それが自分にとって、どういうことなのか。

 

1日の大半を会社で過ごすわけです。

準備の時間や通勤の時間まで入れると1日の約半分を、仕事に使ってる。

そうなると、定年までの残りの人生の約半分を仕事に費やしてることになる。

 

関わりたくない、近づきたくない人たちと一緒に、人生の半分を過ごすの?

 

え~っ。やだぁ。

 

これが理由です、たぶん。

 

長っ!!笑

 

やっと答え出ました。

 

ひとりもいなかったんだよね。

心の友。

 

な~に言ってんだか。

あまっちょろい!

批判覚悟よ。

仕方ないじゃん!

だって、嫌なもんは嫌なんだから!

 

東野さん(わぁ懐かしい!)がいた前の会社は、好きな人がたくさんいました。

今でも仲良くしてる友達も何人かいる。

 

そこが違うんだよね。

 

今の会社って、仕事ですら絡みたくないのに、プライベートで仲良くするとかあり得ないから!

仲良しの人がひとりもいないって、それもすごいよね。

初めての経験だわ。

 

入社した当初からそうでした。

合わんな・・・って。

それが10年続いたってことです。

 

人間関係って一方通行じゃないから、私がこう思ってるってことは相手側も同じだと思います。

会社の中にいる人たちも、私のこと同じように思ってると思います。

「合わんな」ってねゲラゲラ

 

でもこの会社に入って、関係先のいろんな人たちと知り合いになって、仲良くなりました。

その方たちとは、これからも繫がりたいと思います。

 

人間だもの。

ひとりじゃ生きられないもの。

好きな人に囲まれて過ごしたいよね。

 

フラットで関心がない部下をマネジメントする管理職なんて、地獄だろうな。

人が好きだから飛び込んだ業界で、人を好きと思えない仕事するなんて。

努力しても改善される気配はないし。

 

だからしんどいの。

だから辞めたの。

ただそれだけ。

 

愚かな選択かもしれないけど。

記録しておきます。