「死ぬ前の3年間が幸せだったら、その人の人生は幸せ。」
これね、一郎さんのお母さん、私の(元)義母、(元)姑さんが言った言葉。
お義母さんは、今、80歳くらいかな。
まだまだお元気みたいよ。
お義母さんのこと、大嫌いだったけど。
お義母さんの言ったこの言葉、忘れられないのよね。
お義母さんは、戦前、戦後も経験してるし、お嫁に来てからも私とは比べ物にならないくらいの苦労をして生きてきた人。
そのお義母さんは、私が同居してる間、いつも言ってた。
「死ぬ前の3年間が幸せだったら、その人の人生は幸せ。」
私ね、なぜか、この言葉が忘れられなくて。
この言葉を信じてる。
生まれてから今まで、いろんなことがあった。
子供の頃も、学生時代も、大人になってからも、そして今も。
いろんな辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、たくさんあった。
きっと、これからも。
だけど、死ぬ前の3年間が良かったら、私の人生、花マルなんだ~って思ってる。
だから今はまだ、苦労してても全然いいんだ~って。
年を取って、最期のときを迎える前の3年間が平穏無事であれば、私の人生は幸せだったんだわって。
そう思ってるんだ。
若いときの苦労は、買ってでもしろとかって言うけどさ。
いやいやいやいや。
なるべく苦労なんかしたくないわよ、実際は。
でもさ、生きてりゃいろいろあるでしょ。
私の苦労なんて、大したもんじゃないかもしれんけど。
だけどまぁ、ひとりで子供育ててるわけだから、まぁそこそこは・・・ね。
離婚しようと思って結婚する人なんかいないだろうし、片親になろうと思って子供産んだ人もいないと思うけど。
思いがけずそうなってしまった人は、たくさんいると思う。
私もそのひとり。
でも離婚したくらいで、自分の人生を「失敗」だなんて考える必要ないと思う。
まだまだこれからよ。
死ぬ前の3年を「幸せ」と感じられればいいんだもん。
まだまだ時間はたっぷりあるわ。
これからの生き方次第で、自分の人生、花マルになれるんだから。
私は、そう信じて、今までやってきたわ。
そう、そうだったわ。
まだまだ、これからこれから。
まだまだ時間はたっぷりある。
幸せになれるよう、頑張らんとね。
いつか頑張った自分を振り返って、「幸せ」感じられるように・・・