となりのクラスがインフルエンザで学級閉鎖になったため、急遽、体育館ではなく教室で各クラスごとに行なわれることになりました。
２分の１成人式
私が子供の頃には、こういうのなかったけど。
今は、どこでもやってるみたいですね。
将来の夢を語ったり、親への感謝状を渡したり。
私も、吾郎から感謝状をもらいました。
子供たちがひとりずつ、保護者に感謝状を読んで手渡します。
保護者からは、手紙を手渡します。（手紙は封をしたままです）
ほとんどの子供たちが、涙を流しながら、感謝状を読んでいました。
中には、嗚咽でまったく言葉にならない子供もいました。
保護者もみんな、泣いていました。
私も。
吾郎の番になりました。
私も、吾郎と向かい合って、ひな壇の上にあがります。
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感謝状
ぼくを、生んでくれてありがとう。
お母さんがぼくを生んでくれたから、ぼくは毎日が楽しいよ。
だから、おいしいご飯を食べたり、笑ったりできるんだよ。
ぼくは、お母さんがお母さんで本当によかったです。
ぼくが、学童で悪いことをして帰ってきて、お母さんがおこっているときは、心の中は「うるさいなぁ。」と思うときがあります。
でも、それは、ぼくのためだなぁと思います。
これからは、なんにでもとりくもうと思います。
だから、あきらめない心を大切にしたいです。
けれども、たちどまったり、おちこんだりしたときは、お母さんのおもしろい話をしてください。
吾郎より
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吾郎は、一度も泣かずに、ハキハキと大きな声で、最後まで淡々と感謝状を読みました。
たぶん、うちの子くらいじゃないかなぁ。
全く涙を見せなかったのは。
私には分かっています。
吾郎が、必死で涙をこらえていたことを。
あんなに感受性が豊かな子ですもの。
涙が出ないわけがない。
だけど、こういうところで涙流すことを、「カッコ悪い」って思ってるんでしょうね。
外では、超クールガイですから（（笑））
「絶対にハグとかせんでよ！握手までは許すけど。」
って、昨日、強く念を押されてましたから。
何もしませんでしたよ、私。
ほかのお子さんは、お母さんと抱き合ったり、頭なでられたり、子供らしい姿を見せていました。
ホントにうちの子って、ＳＯ ＣＯＯＬ！！
家では、ぜ～んぜん違うのにね( ´艸｀)
そういうところが、また可愛いんだけど♪
家に帰ってきたら、ハグして、頭なでなでして、舐め回してやる！！（笑）
吾郎以外の同級生たちの感謝状も、もちろん聞いてたわけだけど。
低学年の頃からよく知ってる仲良しの子らも何人かいて、みんな大きくなったなぁ・・・って思いました。
あんなにやんちゃばっかりしてた子たちが、こんなこと言うようになるなんて・・・って。
１０歳って、まだまだ子供やけど。
着実に成長してるんやなぁ～って思った。
あと１０年したら、ホントの成人やもんね。
はぁ～。
なんか、なんやろ。
まだ、感動の余韻が残ってる感じ。
親にならせてもらって、本当にありがたいです。
私は、子供ひとりしかいないので、２分の１成人式を経験することは、もう２度とないやろうけど。
今日のこの感動は、きっと一生忘れられないやろうな。
私にとっては、子供の行事、子供の成長、子供に関わる毎日のひとつひとつが、どれもこれも、たった１回の貴重な経験なんです。
だから、いつもどんなときも、しっかりとこの目に焼き付けておきたいと思うし、心に刻んでおきたいと思う。
大げさに聞こえるかもしれんけど、それくらいの気持ちでいます、いつも。
と言っても、普段、私はわりとクールな母親でして。
スキンシップやコミュニケーションは欠かしませんが、何事も子供の自主性に任せるというか、「ああしろ、こうしろ」って言葉は、ほとんどかけません。
「宿題しなさい」も言わないし、「お手伝いしなさい」も言わないし。
「歯磨きしなさい」「手を洗いなさい」「片付けなさい」ってのも、ほとんど言わない。
小さい頃は、今とは逆で、かなり厳しく言ってました。
今は、放任してます（笑）
２人一緒に過ごす時間も大事だけど、それぞれの時間も大事にしています。
だから、お互いに干渉し合わないように、別々の部屋で静かに過ごしていることもしばしばあります。
面白い親子でしょ。
こんな母親だけど、「お母さんがお母さんでよかった」なんて言われて。
今日は、ちょっと、興奮しています。
うれしくて。
今夜は豚カツだーーー
こういうときは、必ず、豚カツか唐揚げを作る我が家（笑）
今日は、クールな親子はやめて、２人きりの熱い熱い夜を過ごしたいと思います。
