「お母さん、さすが!
ベテラン母さんやねぇ~」
って、吾郎に言われて。
「ベテランってほどじゃないよぉ~
だって、まだ、母親10年生だもん。
あっ・・・
もう半分まで来てるんや。
そっか、ベテランに入ってきたんかなぁ。」
って、答えた私。
私・・・もう10年も子育てやっとるんやわ。
成人するまで、あと10年。
半分のとこまで来てるんやね。
折り返し地点か。
いやぁ~でも、まだまだ。
まだベテランとは言えないわね、やっぱり。
だって、これからがまだ大変よ。
思春期やら、受験やら、就職やら。
いや、そこらへんになると、私がどうこうするもんじゃないか。
吾郎自身が、頑張ることやもんね。
となると、もうそろそろ、私の出番終わり?
いやいやいやいや。
それは違うやろ。
私は、いつまでも吾郎の母親やし。
いくつになっても、母親業は終わらんよね。
「お母さんね、”奥さん”は途中で辞めたけど。
”お母さん”は、死ぬまで辞めないから。
やっぱりまだまだ、ベテランにはほど遠いわ。
だけど、これからも精進します('-^*)/」
って、吾郎に言った。
そしたら、
「じゃあ、まっ、頑張って」
って、読んでいた本のすき間からチラッとこっちを見て、たったひとこと吾郎がそう言った。
クールすぎーーーー
まっ、頑張ります(笑)