鉾の図柄の和ろうそく | コバやんの祇園祭レポート&雑記帳

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京都・祇園祭の山鉾町で生まれ育ったおっさんのブログです。

函谷鉾の図柄の和ろうそく!

今日(6月27日)届きました!

どこで見つけたんや! と思うでしょ。

 

女房が以前に伊勢丹で鉾の図柄のろうそくを見かけたのを思い出して、

5年ほど前に烏丸二条の松栄堂さんで尋ねたら、そのときは在庫の五個ほどをかっさらえて、

親父の祥月命日に灯していたのですが、無くなって、先日松栄堂さんに行ったら、

すでに取り扱ってなくて、メーカーを教えてくれました。

 

滋賀県高島市今津にある「大與(だいよ)」という和ろうそく製造の会社でした。

高島市、だいよ、和ろうそく、

で検索して、電話で問い合わせると、一般製品としてはすでにないけれど、オーダー生産します。

とのこと。

商売やないので大量発注はできないな、と思ったら、

3セット、5セットでも作る、1セット1320円、てことでお願いしました。

 

数日後、大與さんから「試作品が出来たので確認を」のLINE。画像は長刀鉾。

「これでよければ、これから製作(絵描き)します」とのこと。そこで、

「これから描くなら、私は函谷鉾の囃子方なので鉾頭だけでも函谷鉾の『山に三日月』に

変えてもらうことはできますか?」と写真を送ったところ、

「これでよろしければ」とろうそくの写真が返ってきました。

ええやん!

 

で、作ってもらいました。

1320円が高いか安いか、はともかく、おそらく世界でオンリーワンの和ろうそくです。

 

大與さんは滋賀県高島市今津町。近江今津駅からすぐのところ。

近江今津は子供の頃のコバやん店におられた番頭さんの出身地で今も今津で理容店を経営。

ご実家はお店近くの浜街道で旅館を今もあって、コバやんも夏は水泳、冬は箱館山でスキー、

と泊らせてもらいました。

1986年 箱館山スキー場 3歳の長男と

昨年(2022)8月 番頭さん実家の旅館の前の今津浜 60年前ここで泳いでいた

昨年8月に行った、今津のお隣マキノのメタセコイア並木。全国的にも有名になりました。

 

話は変わって、

お隣の相生餅食堂本店が6月末で店仕舞いされることになり、名残を惜しみ、一昨日、行って来ました。

お味は万人、好みが違いますが、メニューは豊富。

コバやんチョイスは、夏は冷麺(大)か冷やし山かけうどん (大)、寒いときは五目中華(大)のどれか。

ラストチョイスは冷麺(大)。

オレンジママは親父がよく食べていた「エビフライ定食」、

次男は「カレーうどん」(この後、友人と食事の約束で軽めのチョイス)。

息子さんに閉店理由を聞くと

「親父も歳なので、親父の代わりは自分がいるけど、自分の代わりがいない」とのこと。

 

7月17日、山鉾巡行が終わって、円山収蔵庫へ御山を納めて

(蔵の中はめちゃくちゃ暑い!Tシャツを絞ると汗が滴るほど!)、

町内に帰ってきたときに、皆で食べる「かき氷」で生き返る

(コバやんチョイスは特製宇治ミルク金時)

のが楽しみやったけど、今年の巡行後はどないなるねん。

 

郭巨山はもちろん、近くの山鉾の作事方の食事も提供されていたので、皆、残念がるやろなあ。