7月1日です。
いよいよ始まっちゃいました。
昨日夜にお供えの塩を型に嵌めて形を作り、
今朝は副行事(神事係補佐=当番制)が信者係さんと
お供え物(洗い米、賀茂茄子、するめ)を添えて準備万端。
賀茂茄子は瓜の代わり、するめは飛び魚の干物の代わりです。
午前10時からの予定でしたが八坂神社神官が早く来られて、
9時45分ごろ開式でした。函谷鉾の9時から、が早かったのかな。
祝詞奏上、お祓い、玉串奉奠、など滞りなく済み、
神官のご挨拶を受けて、閉式したのが10時20分。
副行事さんから直来(洗米とお神酒を頂く)とお下がりを受け、
一旦帰宅して着替えて、15分後から最終の打ち合わせをしました。
午後4時半からは函谷鉾囃子方の吉符入り。囃子始め、です。
函谷鉾への道中、月鉾の会所を眺めるのも、ここ数十年の7月1日4時のこと。
函谷鉾の町内もアーチやぼんぼりが立ち、お祭りモード突入です。
「今日は函谷鉾が早く済んだので神官が早く郭巨山へ行かはったやろ」
と函谷鉾の理事さん。やっぱりそうやったんやん。
1時間のお囃子、お旅所での曲のときに稚児人形嘉多丸君が四条通にお目見えです。
お囃子が済むと、囃子方の会、嘉多丸会の総会です。
まず、今年結婚した若手(ウチの長男ともう一人)が紹介され、
今年新入会の少年が拍手で祝福されました。
そーなんです。長男が一昨日、縁あって入籍(お嫁さんの誕生日)しました。
式は秋に挙げる予定です。
お祝い事とは逆に悲しい事もありました。
私たち郭巨山の最長老、F井さんが昨日、89歳で亡くならたのです。
6時からのお通夜なので、囃子方総会を途中で退席して、女房とお通夜に向かいました。
F井さんが亡くなられて、郭巨山の今の役員の親の世代は80歳の食堂のご主人だけ
となりました。郭巨山保存会の役員定年は80歳なので40年前に「青年部」だった者どもが
今、郭巨山の役員をさせて頂いています。
函谷鉾が毎年作成して会所見学された方にお配りする小冊子。
毎年、中ほどの6ページは特集記事なのですが、33号まで来ると、
さすがにネタが尽きてきて、今年はこのブログでも以前に書いた
函谷鉾、囃子方の浴衣の変遷です。他の囃子方にも写真を募ったのですが、
誰も提供してくれず、ほとんどコバやんの成長記録みたいになってしまいました。
函谷鉾ではご献酒を受けたら「おため」が返されます。
清酒2本、ビール1ケースなら拝観券2枚、ちまき引換券1枚、今年の手ぬぐい1本です。
今日は朔日、毎月お朔日はコバやん家は八坂神社お参りの日です。
南楼門には明日の予定が掲げられています。
山鉾町社参の前、午前中に行われる「クジ取り式」今年の結果は・・・。