6月28日、土曜日。毎年6月の第4土曜日は郭巨山のチマキが届く日です。
郭巨山のチマキは山鉾連合会を通して発注しますので、
例年、この日に連合会発注の山鉾町にチマキが納入されます。
郭巨山保存会ではチマキを受け取ってから、みんなで祭壇飾りを行います。
会所を掃除して、蔵からお飾り用品を運び出します。
壁に白布を張り、先ず「祇園牛頭天王」の掛軸を掛け、
祭壇を作り、三宝、瓶子、カワラケ、花器などのお供え器を設え、几帳を張ります。
会所の軒、間口一杯に注連縄を張って、御幣を設えます。
最後に神官の円座、参列者の座布団を備えます。
チマキは吉符入り(7月1日)にてお祓いを受けます。
函谷鉾の吉符入りの祭壇飾りは30日です。
今年は月曜日で、組合行事のためコバやんはお手伝いできず申し訳ない気持ちです。
昨日(27日)、理容組合の支部行事として、初めて「祇園祭講座」をしました。
昨日の講習は普段のカット技術講習でなくて文化講習だったのですが、
老若たくさんの同業者のご参加をいただきました。
中には長刀鉾のお稚児さんの「理髪の儀」を長年担当されている大先生の姿もあって、緊張しました。
来月7日の講演とほぼ同じ内容で、歴史、作事方、見どころ、の3部構成ですが、
やはり2時間かかってしまいました。パワーポイントを80分に縮める作業にかからねばなりません。
今、手がけているのは、郭巨山保存会の14日~16日の神前当番と
15日、16日のチマキお分かち当番の時間割り振りです。
70人(軒)の方々に事前に当番可能時間帯のアンケートを取って、割り振りします。
以前は半強制的に割り振りしたのですが、「この時間は具合悪い」という申し出が多くなり、
直前の入れ替えが煩雑になってきたので、事前に聞いておきます。
あと、13日の山建ての会所飾り、蔵出し、御人形着付の役割分担も決めます。
とにもかくにも、あと3日で祇園祭です。
今日、女房の山形、寒河江のお友達から佐藤錦のサクランボが届きました。
毎年この時季の風物詩。本場のありがたい御届け物です。