群馬県の岩宿博物館 | ここはいいところ

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1か月に2~3回は新しいブログを書きたいと思います。

 5月下旬、群馬県みどり市の岩宿博物館に行きました。

 かつて日本には旧石器時代は存在しなかった、つまり縄文人より前に人類はいなかったとされていたようですが、1946年、相澤忠洋がこの地で旧石器を発見しました。1949,1950年には相澤と明治大学考古学研究室による発掘調査が行われ、岩宿で旧石器を用いて人類が生活していたことが立証されたそうです。

 岩宿博物館は岩宿で発掘された資料やその時代、相澤忠洋に関する博物館です。入口です。左側の山は赤城山です。

 相澤忠洋が発掘した資料です。

 相澤は1949年、発掘したものの鑑定や相談に自転車で東京へ日帰りで往復していたそうです。桐生からは120km。

 今回は行きませんでしたが、相澤忠洋記念館という博物館があるそうです。そのホームページには「夜学の小学校しか学歴の無い納豆の行商人が考古学をやるのは生意気だ」と心無い人達から中傷を受けていたのです。でも相澤は、「考古学がやりたいから、納豆の行商をしているのだ。サラリーマンでは、時間に拘束され遺跡の踏査が自由に出来ない。目的の手段として行商をしている」と言っていました。」とあります。

 バイクも。

 そのほかの旧石器資料。

 博物館から徒歩3,4分の発掘A地点には石碑があります。

 道路の向かい側の発掘B地点にはドームがあり、展示もあります。

 胸像もあります。

「岩宿人」の広場だそうです。

 岩宿人は大変な苦労をして石器を作り、生きるために動物を捕っていました。博物館の入口横の池では現代の日本人がのんびりと釣りをしています。捕っても食べないのに釣りをするという感覚を岩宿人はわからないでしょう。

 桐生の桐生川上流にある梅田ふるさとセンターに行きました。

 このそば、よかったです。つゆをつけずにかなり食べました。あてにしていたキノコや野菜はあまりなく、埼玉に入って「道の駅めぬま」で買いました。