夢はどこからくるのだろうか、自分の命がそれをつくってそれを自分で見るのもおかしなもの、なにもないところからはなにも生まれる事はない、それを生みつくる世界があるからそれもまた有るのであろう、さればその世界とは何であろうか、この不思議をなぜ人々は考えないのはだろうか、夢を見る自分、見せられている自分、されば見せる世界がある事も当然である、脳のしくみだの記憶のあらわれだの、そんなものではなかろう、つくる世界なくして生まれる事もない、あるからある、その不思議に命の世界をよく知る事である、そして夢と出あい、夢を語り、夢を聞いて真実の命へとかえるのも悟りの世界である。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌